Y Combinator、2015年夏季クラスのデモデー初日に登場した50社を一挙紹介

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今日開催されたY Combinatorのデモデーでは、ハードウェアが注目の的だった。モバイルアプリのスタートアップが中心だったこのアクセラレーターの重要なシフトを示している。今日登場した2015年夏季クラス50社中、20社がハードウェア関連だった。これまでデモデーのランチ会場だった場所は、ロボットやガジェットの展示ホールとなっていた。「Y Combinator Gets Hardcore About Hardware」の記事で、彼らのハードウェアへのシフトについて考察している。

明日、もう50社ほどのスタートアップが登場する。私たちが今日登場した中から選抜した9社は「Top 9 Startups From Y Combinator Summer 2015 Demo Day 1」の記事にまとめたが、50社全てが知りたい方は以下の一覧を見てほしい。

TeaBOT  ー好みのお茶をブレンドして淹れる自動販売機

TeaBOTは、持ち帰り用のお茶をその場で淹れるロボットだ。12種類ある茶葉から3種類選び、代金はiPadかクレジットカードで支払う。そうするとロボットが、自動で熱々のブレンド茶を淹れる。このロボットで年間10万ドルの売上が見込めるという。TeaBOTを小売店や大学などに提供し、TeaBOTは利益の85%を、クライアントは15%を得る。持ち帰り用の食事やお茶などの飲み物の市場が成長していることから、TeaBOTが他の企業に10平方メートル弱のスペースを最も有効的に活用して利益が得られる方法であると説得できれば、多くの利益を得ることができるだろう。TeaBOTのTechCrunch記事はこちら。
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BistroBot — サンドウィッチ作成ロボット

BistroBotは例えば、ハマスソース、チョコレートソース、ピーナッツバターといった複数の中から好みのトッピングを選び、自動でサンドウィッチを作るロボットだ。機械とつながったiPadに注文を入力すると、機械にパンがセットされ、トッピングが塗られる。現在はシンプルなサンドウィッチを作っているが、メニューを替えるのは簡単で、機械は1時間に300個のサンドウィッチを作ることができるそうだ。

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Circle Medical — 医者が患者のもとを訪れる

Circle Medicalは一次診療医をユーザーの自宅に派遣し、医院に行った時と同じ診察をそこで受けることができる。検診や血液検査などだ。ユーザーが保険証をスキャンするとCircle Medicalが無料で受けられるサービス内容を伝える。通常、医者を尋ねる際の費用の75%は診療所の管理費になるため、Circle Medicalでは医者に毎時140ドルを支払うことができ、Circle Medicalは60ドルを得ることができる。サンフランシスコでは既に3名のフルタイムの医師がCircle Medicalに在籍している。ユーザーを獲得するため、職場での診療プログラムも提供している。複数の従業員の診察のため、雇用主は時間を割り当ててCircle Medicalの医師を呼ぶ。この方法で彼らはユーザーをたった5ドルで獲得できた。これによりCircle Medicalはヘルスケアを身近に利用できるようにすると共に年間3000億の一次診療市場に参入できる。Circle MedicalのTechCrunchの記事はこちら。

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getScale — 工場の品質管理

getScaleは企業が中国で生産している製品の品質が完璧であることを確かめるためのものだ。企業は工場の職員の隣にgetScaleのカメラを導入するための代金を支払う。職員の仕事をモニターで確認したり、品質テストの方法を教えたりすることができる。カスタマーはリアルタイムでその様子を確認できる。1ヶ月で不良品の割合を3分の1に減らすことができたそうだ。サプライヤーからの再配送を減らすことにもなるため、getScaleを工場に導入することでコスト削減が見込める。getScaleは、地上で生産される全ての製品から少しづつ収益が上がるようにすることを目標としている。

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Ixchel Scientific — 正確な医薬品検査

ほとんどの医薬品は最初に人の体とは程遠いペトリ皿の平面の上で検証され、人が試す段階までに95%の医薬品がふるい落とされる。Ixchel Scientificは、人体の組織と類似する立体のジェル組織を開発した。これを用いることで、医薬品をより正確に検証することができる。15年に渡り、この技術に取り組んできた博士号を持つ数名の研究者がIxchelを創業した。彼らの研究は、高名な科学誌にも掲載されている。彼らの立体ジェル組織は、医薬品の検証コストを下げ、ガンや他の病気に効果的な医薬品の生成につながるだろう。彼らは、医薬品検査のリソースマーケット、規模でいうと2800億ドル市場の一部が得られることになるだろう。Ixchel ScientificのTechCrunch記事はこちら。

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Cymmetria — おとりでサイバーセキュリティーを強化

新種のサイバー攻撃に対応するのは、終わりのないいたちごっこだ。Cymmetriaは、ハッカーを騙すため、クライアントネットワークに囮となる仮想マシーンを設置する。ハッカーが囮にサイバー攻撃を行うことで、Cymmetriaはハッカー攻撃の戦略を学び、クライアントの本物のシステムに近づけないようにする。4行の主要銀行とFoutune 500の会社10社を含む50社が既にCymmetriaを利用している。Cymmetriaはサイバー攻撃の専門家にとって与えられた攻撃に対処するのではなく、積極的守る手段となる。CymmetriaのTechCrunchの記事はこちら。

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Ohm — 車のバッテリー切れが起きなくなる

Ohmは従来の鉛バッテリーではなく超コンデンサを使用しているため、バッテリーは切れず、寿命は2倍長く、冬でも動き、一般的な車のバッテリーより軽い。「既存のバッテリーのテクノロジーが悪いのは、86年の技術を元にしているからです。1986年ではなく、1886年ですよ!」Ohmの共同ファウンダーはステージ上でそう訴えた。超コンデンサは最近までとても高額なものだったが、更に安価になればOhmの市場も広がるだろう。車のバッテリーも私たちの生活における他の物と同じようにスマートになる時が来たようだ。OhmのTechCrunchの記事はこちら。

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Call9 — 養護施設のためのプライベートな遠隔医療

Call9は、養護施設向けのプライベートな緊急遠隔医療を提供する。「法人向け緊急外来」とCall9は説明する。Call9に緊急救命医が在籍し、1分以内に必要な処置や統括的な診療に対応する。Call9は61の養護施設と基本合意書を交わしている。年間収益は3000万ドルに上ることを見込んでいて、それは契約につき平均50万ドルの計算となる。サービス開始から30日で58名の患者に対応し、26名の入院を防ぎ、2名の命を救ったそうだ。もし、アメリカ国内にある6万8000の長期介護施設にリーチすることができるならその市場規模は何十億ドルに上るだろう。Call9のTechCrunch記事はこちら

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Second Measure – 次世代のBloomberg

Second Measureは広範なマクロ経済のトレンドを分析するために、何十億ものクレジットカード決済を分析するウェブアプリケーションを提供している。彼らのデータは、アメリカのコンシューマーの支出の1%以上を占める。Netflixの先月のリテンション率や、LyftのユーザーでUberも利用している人の人数といった情報を提供することができる。Second MeasureのTechCrunch記事はこちら。

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Greenshoe – モバイル時代のローン

Greenshoeは発展途上国のモバイルバンキング分野を刷新しようとしている。Greenshoeはコンシューマー向け少額ローンを提供するためにSMSの支出や領収書を分析する。現在まで8100のローンの締結した。一週間に47%の成長率を見せ、リテンション率は84%だ。30日から60日間のローンのデフォルト率は8.5%だそうだ。Greenshoe(Saidaの名前でも知られている)のTechCrunch記事はこちら。

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Xendit — 東南アジア向けVenmo

Xendit は、ユーザー間で素早くモバイル決済ができるVenmoのようなサービスを東南アジアで展開している。このサービスが重要なのは、この地域におけるコンシューマーの15%しかデビットカードやクレジットカードを保有していないため、大半の決済は現金で行われているからだ。一方で、モバイル端末の普及率は120%を超えている(多くのコンシューマーは複数台モバイル端末を所有している)。これは、モバイルコマースに巨大なビジネスチャンスがあることを示唆している。Xenditはローンチからこれまでに1万3000人のユーザーを獲得し、一週間で50%の成長を見せた。これまでに、15億インドネシアルピア(およそ11万ドル)が取引された。

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Bodyport — 心臓病のリスクを算出するスマートな体重計

Bodyportは体重を測るに留まらない賢い体重計だ。Bodyportは心臓に疾病を抱えてる、あるいは発症しているコンシューマー向けの製品だ。この体重計は足から、血圧、心拍数、心拍変異度、動脈壁の硬さ、さらに他に6つの数値を計測するセンサーが備わっている。体重計を使用するのに、カフス、ケーブルや電子製品などを他に付ける必要はない。計測は15秒ほどで完了する。彼らは、夏の終わり頃に199ドルでプロダクトをローンチする予定だ。このチームは以前、医療端末の会社をMedtronicに売却した経験がある。

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Tab. — 発展途上国の商店にクレジットカード決済の機能を提供する

旅行中に何かを買おうと思っても難しい場合がある。クレジットカードに対応していない商店が多いのだ。対応している商店でも大抵現地のプロバイダーに7%を支払う必要があり、旅行者も4%担う必要がある。Tab.は、スマートフォンだけで商店がクレジットカード決済に対応できるようにする。Tab.を利用する商店にかかる手数料は1%で、旅行者も自国の通貨で決済が行われるため、負担が低減される。週に40%のグロースがあり、商店の間を口づてで広まっているという。Tab.は新興国の旅行者の決済手数料400億ドルの市場から、その一部をごっそりと手に入れることができるかもしれない。

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Zeplin – エンジニアとデザイナーが協力して仕事ができるツール

デザイナーが製品のデザインをエンジニアに引き渡した後、エンジニアはそれを実際に作るのに必要な要素を手動で取得なければならない。Zeplinはフォント、色、コードなど、エンジニアが使用する要素を自動で表示して手助けをする。デザイナーとエンジニアが協力する時のすれ違いが少なくなり、プロダクトを素早く構築することにつながる。

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Branch8 – アジアの主要なEコマースプラットフォーム全部で販売できる

アメリカではAmazonとeBayがEコマースを占有しているが、アジアは200の市場に細分化している。多くの商店は全てのプラットフォームで出店して運営できるほど時間に余裕がない。Branch8は彼らの代わりに自動で管理を行う。販売額の1%と引き換えに、Branch8は全てのプラットオーム上の商品、価格、在庫を管理することで、より多くの利益を上げることができるようにする。現在、多くのEコマースのプラットフォームが出店手順の項目にBranch8を加えている。Branch8が多くのEコマースを取り込むほど成長が加速するだろう。Branch8のTechCrunch記事はこちら.

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CareLedger — 従業員が最適な医療機関を利用する方法

理由もなく他より高い費用を請求する医療機関がある。CareLedgerは企業が加入している健康保険が対応する中で、従業員が必要とする治療に最適で安価な医療機関を探す。それにより、一回の治療につき平均50%も節約することができる。更に従業員が自分で支払う金額も代わりに賄う。適切な価格を提供している医療機関に多くの仕事が回るようになるだろう。CareLedgerは企業が節約できた金額の30%を得る。もしアメリカの全ての企業がCareLedgerを利用した場合、CareLedgerの収益は900億ドルに上る計算だ。医療に高額な値段を付けている医療機関以外の全ての人にとって有益なビジネスだ。CareLedgerのTechCrunch記事はこちら。Screen Shot 2015-08-18 at 3.48.28 PM

Wheelys Cafe — 自転車移動のフル装備カフェ

20億杯のコーヒーが毎日販売されているが、賃貸料に多くのコストがかかる。起業家は賃貸コストをかけずに、Wheelysでコーヒーやジュース、軽食を販売するための自転車による移動販売カフェを開設できる。カートはたった3000ドルで、自転車に乗って販売に最適な場所に移動できる。「スターバックスの前は最適です」と共同ファウンダーは話す。スターバックスの外に停車し、WheelysのCEOはランチまでに210人のカスタマーに対応した。スターバックスの方は149人だったそうだ。Wheelysはカートの販売だけでなく、必要な商品も供給する。ゆくゆくはカートのネットワークを作り、Uberのようにアプリで支払いができるようにしたいという。WheelysのTechCrunch記事はこちら。

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Transcend Lighting — 効果的に植物を育てる室内灯

屋内農業の分野は品質管理技術の向上により急速に成長しているが、農家にとってライトにかかるコストが二番目に大きい。Transcendは特許の承認待ちの光合成に適したLEDライトを開発した。競合他社のものより35%から50%ほど効率が良い。「いえ、もちろん医療大麻専用ということではありません。確かにその業界では順調ですが」と共同ファウンダーは言う。従来のトマトやレタス栽培も彼らの主要ビジネスだ。ある農家では、12万ドルの利益を得る予定だったが、このライトで15万ドルを節約できたという。利益が2倍になったことで、ライトの費用も簡単に早く返せるだろう。Transcendを利用することで、低コストに多くの食べ物を屋内で育てることができる。Transcend LightingのTechCrunch記事はこちら。

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TetraScience — クラウドにつながった科学実験器具

研究者は未だに昔ながらの実験器具を使用して、経過を目で観察し、紙と鉛筆でデータを記録している。TetraScienceは、例えば温度計のような器具をクラウドにつなげ、研究者がリモートでも実験を観察したり、アラートを確認したり、データを自動で記録できるようにする。主要な製薬会社、病院、共同ファウンダーが卒業したハーバード大学を始めとする施設が既にTetraScienceの器具を使用している。これからCorningといった実験器具メーカーと協力して、器具にTetraScienceのソフトウェアを導入する予定だ。科学はクラウドに移行しつつあり、TetraScienceはこの流れを加速させることになるかもしれない。TetraScienceのTechCrunch記事はこちら。

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Xfers — 東南アジアのPayPal

ほとんどの東南アジア諸国におけるクレジットカードの普及率は5%以下だ。よってPayPalの利用率も低く、Eコマースで何かを購入した場合は代引きで決済することがほとんどだ。Xfersは大抵の人が持っているオンライン銀行口座を元に決済ネットワークを構築し、地域の銀行が使用できるAPIを開発した。中間層の増加に伴い、この地域でのEコマースでの購入額は今後5年間で3500億ドルになると見込まれている。Xfersの手数料が1%でも急速に進化を遂げる市場から3.5億ドル得られる計算だ。

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Serica — 医療大麻業界の金融のインフラを支える

医療大麻業界は一年ごとに15%の成長を見せている。しかし、アメリカでは法的な理由で口座振替やクレジットカードを使用することはできない。現金での取引になる。Sericaはブロックチェーンに基づいた金融システムを提供し、オンラインでの支払いを可能とする。給与の支払いやサプライヤー用の請求書などの提供も行う予定だ。クライアントにとってオンラインで決済する唯一の方法であり、医療大麻販売を促進するだろう。Serica、大麻栽培ではなく、医療目的の配達サービスのみと協力している。

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Leada — 従業員にデータサイエンスを教える

データが企業判断のボトルネックなのは、データサイエンティストが十分に足りていないからだ。この分野の専門家を雇うのではなく、Leadaは従業員に「データに関する教養」を教えるための12時間に及ぶオンライン講座を提供する。LeadaはZenefitsの100人の従業員にトレーニングを提供することで企業判断が改善し、月に7万5000ドルを節約することにつながったそうだ。Leadaは今の時代にデータリテラシーを身につけることは、1970年代にタイプする技術を身につけることと同じようだという。また、彼らはデータサイエンスを全ての社会人に教える機会が広がると考えている。

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Seva Coffee —焙煎前のコーヒー豆を焙煎する機械

緑色のコーヒー豆を茶色く焙煎した直後から、コーヒーの味は落ちていく。それにも関わらず、自宅やオフィスで飲むコーヒーは大抵、予め焙煎したコーヒー豆から作る。Seva Coffeeは少量の緑色の焙煎前の豆を自動で焙煎して好みに合わせて挽き、最高のコーヒーを淹れる機械を開発した。Seva Coffeeの機械は数千ドルで販売し、焙煎前の豆の少量パックを1ドルで販売して売上の75%が利益となる。まずは法人向けに販売を開始するが、自宅でも新鮮な豆から作ったコーヒーを楽しめるようにもする予定だそうだ。

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Captain401 — 書面の手続き要らずの401k

Captain401は規模の小さい企業が従業員に401kのプランを提供するためのツールだ。Captain401はオンラインのソフトウェアで、中小企業が401kを管理するのを楽にする。ZenefitsやZenpayrollが人事管理や給与管理のツールを提供しているのと同じような形だ。ほぼ全ての大企業は従業員に401kを提供しているが、中小企業の24%しか401kがないとCaptain401はいう。Captain401のTechCrunch記事はこちら。

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Verge Genomics — 遺伝子情報で医薬品を発見する

Verge Genomicsは既存の医薬品のデータを解析し、特定の病気に特に作用するものを推測する。例えば脳への損傷において、Verge Genomicsは自社のアルゴリズムで32の医薬品を発見し、特許を得ることができた。また、アルツハイマー病に関しても研究を行い「Compound X」と呼ぶ実験室試験では80%の改善が見られる医薬品を見つけた。Verge Genomicsはこれらの医薬品の特許を取得し、製薬会社に売却するビジネスモデルだ。Verge GenomicsのTechCrunch記事はこちら。

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Click & Grow — 自分で自分を育てるスマートな室内用家庭菜園

Click & Growはメンテナンス不要の野菜を育てる室内菜園だ。価格は299ドルだ。菜園には「スマートカプセル」と呼ばれる種とその植物に適した栄養素、土が入っている。(Keurigの飲み物を作るカプセルの植物版のようなもの。)持ち主は、月々29ドルを支払うことで、追加のカプセルを購入することができる。最初のバージョンは400万ドルの収益になったと同社は伝えている。

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Foxpass — 従業員のアクセスコントロール

Foxpassは、例えばAmazonのサービスなどへのアクセスをコントロールするクラウドベースのインフラだ。新しいクラウドサーバーを立ち上げた時、ワイヤレスネットワークやVPNの追加セキュリティー対策は、後々思い出して付けることが多いだろう。新しいサーバーをオンラインに立ち上げた場合、Foxpassは安全なアカウントを全てのユーザーに発行する。Yik YakやInstacartといった企業が利用している。

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Oolu — アフリカの孤立した地域にもソーラー電気を届ける

Ooluは、例えばモバイル端末を充電するのに必要な電気へのアクセスが乏しい西アフリカなどの地域に、ソーラーパネルでの充電をサブスクリプション形式で提供する。Ooluは月々6ドルの費用と引き換えにソーラーパネルのメンテナンスを行う。Ooluのユーザーはテキストメッセージで料金を支払う。Ooluのファウンダーはアフリカに住んでいたことがあり、充電するには10km近い道のりを「ロバに乗って」充電場所に行かなければならなかった経験が創業のきっかけになったという。Ooluは既に利用を待ち望む2000名分のリストが集まり、有料ユーザーは1300人いるそうだ。OoluのTechCrunch記事はこちら。

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Ironclad — 法的な事務作業を自動化

Ironcladは企業が法的な手続きに必要な事務作業を自動化する。これは大量の契約書と法務部に百人以上を抱える大企業にとっては重要な課題だ。例えば、YCの企業は資金調達を行う際の契約書の自動化を行っている。IroncladのTechCrunch記事はこちら。

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GO1 — 入社研修用ソフトウェア

GO1は入社研修とコンプライアンスの研修を提供する。ほぼどの企業もコンプライアンス研修を行っている。「入社研修と言えばGO1」と呼ばれる企業になることで、研修ニーズに応える企業としての位置付けが得られる。より大きい研修市場でのビジネスチャンスが広がるだろう。GO1の価格はユーザー毎に月々2ドルで、既に利益が出ているそうだ。GO1のTechCrunch記事はこちら。

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Cofactor Genomics — RNAに基づいた診断

Cofactor GenomicsはRNAの遺伝子検査で診断を行う。同社はRNAは健康状態を知るためのバルメーターであるとし、チームは人ゲノムプロジェクトに取り組んだ。患者の血液のサンプルから、RNAの塩基配列を読み取る技術とソフトウェアを活用して診断報告を行う。同社はアメリカの大手製薬会社9社をカスタマーに抱えている。Cofactor Genomicsの年間の収益は400万ドルだ。Cofactor GenomicsのTechCrunch記事はこちら。

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Vernox Labs — 建築現場のビッグデータ

Vernox Labsは建築でのミスを防ぐ方法を特定するため、建設プロジェクトの構造化されていないデータを分析する。建設プロジェクトでは多岐にわたる大量のデータを監査目的のために記録されている。繰り返し発生する問題パターンはデータの中に隠されている。Vernox Labsはこれらのデータを活用し、新規建設プロジェクトに最適なアドバイスを行う。Vernox LabsのTechCrunch記事はこちら。

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Vest — 誰もが安全な投資を行えるように

Vestは株式投資に下値保護を提供するサービスだ。Vestは富裕層から小規模な投資家まで株式投資の下値保護を提供する。最小投資額は5000ドルで、同社は手数料として0.5%を得る。彼らのテクノロジーは銀行を迂回し、直接上場オプションが提供される株式取引を行うとVestはいう。

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ROSS Intelligence — Watsonを活用する法文書の検索エンジン

ROSS IntelligenceはIBMのWatsonの自然言語処理テクノロジーを活用し、調査目的の法文書検索を助ける。通常、弁護士はカスタマーに調査にかかった時間分を請求するが、一時間に何百ドルかかる場合もある。ROSS Intelligenceは弁護士一人につき月額20ドルでサービスを提供し、既に20の大手法律事務所が利用しているそうだ。ROSS IntelligenceのTechCrunch記事はこちら。

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Tesorio — ベンダーへの支払いを早めると割引価格になる

TesorioはB2B向けの請求管理システムで、サプライヤーが価格を割り引くことで支払いが早まる仕組みだ。例えば、ある企業が大量の衣料品をサプライヤーに発注する。サプライヤーには、割引価格で支払いを直ぐに受け取るか、全額を待つオプションが与えられる。Tesorioのパイロットプログラムを利用するサプライヤーはこれまでに210万ドル分の早期支払いを選んだそうだ。

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GrowSumo — サービスとしての再販売プログラム

GrowSumoは企業の再販売ネットワークの構築を助ける。つまり、営業販売員のネットワークを構築し、手数料を得ることで製品を販売する営業者と企業をつなげる。GrowSumoはそこで行われる取引の3%を得る。3週間前にローンチしたGrowSumoには既に700人の再販売者が利用している。GrowSumoのTechCrunch記事はこちら。

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Traversal Networks — ネットワーク・セキュリティーの監視サービス

Traversal Networksはネットワーク上の悪質な活動を見張るための機器を導入する。その後Traversal Networksは専門家と協力し、悪意ある行動を検知して分析する。導入して、起動するだけで良いのだ。企業が機器を導入した直後からセキュリティー監視が開始される。Traversal NetworksのTechCrunch記事はこちら。

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Luna – 睡眠を計測するスマートなマットレス

Lunaはベッドを物のインターネット化する。このマットレスカバーは睡眠パターンを計測し、Lunaのアプリと自宅の他のインターネットに接続したデバイスにデータを送信する。同社は、140万ドル分のLunaマットレスカバーを売上げ、今後6000個を販売する取引を締結した。これにより来年の同社の収益は2000万ドルになる見込みだ。彼らがリーチできる市場は全体で270億ドル規模だそうだ。LunaのTechCrunch記事はこちら。

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Klarismo — お手頃なMRIと体スキャン

Klarismoは249ドルのお手頃なMRIと体スキャンを提供する。体脂肪率を計測するだけでなく、脂肪分の皮下脂肪と内臓脂肪の割合を算出することもできる。(つまり、健康かどうかが分かる。)Klarismoは世界最大の体スキャンのデータベースになることを目指している。長期に渡るデータを集めることで、人の体が老化やライフスタイルに対してどのように変化するかが分かるようになるだろう。KlarismoのTechCrunch記事はこちら。

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Hickory — より良いカスタマーサービスの研修

Hickoryは多くの企業がまだ使用しているだろう長くて古いマニュアルを代替する、これからのカスタマーサービスの研修を変えるためのモバイルアプリを提供する。カスタマーサービス業界は840億ドルの価値があるが、従業員の離職率は60%に及ぶという。カスタマーサービスの従業員は定期的に最新の研修を受ける必要があるが、企業は理想的な頻度でマニュアルを更新していない。Hickoryはマニュアルの代わりにモバイルアプリにカードの形で情報を伝える。彼らのアルゴリズムはカスタマーサービスで働く従業員が研修内容が記憶から薄れるタイミングを予測し、自動で再研修のスケジュールを立てる。Hickoryは大手電気機器を製造する企業とパートナーシップを組み、最初のパイロット検証で従業員に従来の半分の時間で研修を行い、正答率は3倍だったという。

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Drip Capital —中小企業向けの効率的な融資

Drip Capitalは既存の銀行システムでは判別されない、融資を必要とする中小企業を見つけるソフトウェアを開発している。多くの銀行がするような、手作業で企業のこれまでの実績を見返すのではなく、Drip Capitalは発注数を含む50の数値を追う。発注数は過去のパフォーマンスより将来のパフォーマンスを予測するための指標となる。実質利率18%で、融資額は100万ドルを超えた。彼らは、累計150億ドルの融資機会があると考えている。Drip CapitalのTechCrunch記事はこちら。

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Microhealth — 効率的な臨床試験のために患者と医者をつなげる

Microhealthはソフトウェアを使用し、FDAに承認された医薬品の臨床試験を行うため、素早く低コストに患者と医師をつなげる。これまで臨床試験に患者を採用するには何千ドルとかかり、何年もの時間が必要だった。しかし近年、iOSといったモバイルプラットフォームのおかげで患者がデータを記録したり共有したりすることが簡単になった。Microhealthは血友病に関する分野でサービスを始めた。既に血友病の患者の10%が同社のプラットフォームに登録している。そして最近、患者の90%を登録を目指し、Hemophilia Federation of America(アメリカの血友病患者の非営利団体)と提携した。MicroHealthのTechCrunch記事はこちら。

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Supply — ワイヤレスでモバイル端末を充電する

SupplyはWiFiを介さず、およそ1.5メートル内のモバイル端末に機能するワイヤレス充電器を開発している。このチームはMITから立ち上がり、最新のワイヤレス充電器に使用されるスマートアンテナを活用し、モバイル端末やタブレットに電力シグナルを届ける。Screen Shot 2015-08-23 at 23.01.12

Auro Robotics — 私有地内の自動運転車

Auro Roboticsは大学のキャンパス、リゾート地、工場、遊園地などで移動するための自動運転車を開発している。彼らは車を販売するのではなく、サブスクリプションモデルで収益をあげる。一台につき月々5000ドルの価格で、既に大学3校と基本合意書を取り交わした。Auro RoboticsのTechCrunch記事はこちら。

 

ShapeScale — 3Dのボディースキャナー機能の付いたスマート体重計

ShapeScaleはスマートな体重計で、体の変化を計測するために全身をスキャンする。ShapeScaleは体の3Dのアバターを作成し、ユーザーはアプリで脂肪分が減っている箇所や筋肉が付いている箇所を把握することができる。同社は一般的な体重のみを計測する体重計より効果的にモチベーションを高めることができると主張する。ShapeScaleは来年ローンチ予定で、価格は299ドルだ。内蔵が太ってきているか、痩せてきているかは、もう少しで分かるようになる。

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Flirtey — ドローンの配達サービス

Flirteyは自社のことをドローン配達分野を牽引する企業だという。夏の初め頃に医療物資などを届けることを承認され、Amazonより先にアメリカで最初の荷物を配達した。彼らはニュージーランド最大の配送会社と契約し、またマクドナルドとのパートナーシップでは、ファーストフード配達のパイロット検証を行う予定だ。

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GiveCampus — 教育機関のためのクラウドファンディング

GiveCampusは学校がクラウドファンディングで寄付金を集めるためのサービスだ。GiveCampusは寄付金の5%を得る。既にこのサービスを通して、75万ドルが学校に寄付された。寄付した内の15%は初めて寄付を行った人だそうだ。GiveCampusのTechCrunch記事はこちら。

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OnboardIQ — オンデマンドサービスのスタートアップ向け採用候補者管理

OnboardIQはオンデマンド系の仕事に応募する候補者の採用プロセスを自動化するサービスだ。これはデータ重視の要素、例えば経歴チェックや文書を収集する作業を自動化する。現在ShypやMucheryといった企業がOnboardIQを利用している。OnboardIQは既にシードラウンドで165万ドルを調達した。

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Open Invest — オープンソースのヘッジファンドとETF

Open Investは投資家が考えを形にすることを手伝うサービスだ。例えば、投資家が特定の分野に注力している企業が競合他社よりパフォーマンスが良くなると予測するなら、Open Investはその戦略を実行するための助けをする。

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Nebia — 水を効率的に使うシャワー

Nebiaは水を効率的に使う次世代のシャワーを開発している。 Tim CookやEric Schmidtが資金面で援助を行った。このシャワーヘッドは水を何千万という小さな水滴にすることで従来使用する水の70%を節約する。その水滴の表面積は一般的なシャワーから出る水の表面積の10倍となる。「これにより多くの人を魅了する雲に包まれるような体験が生まれます」とNebiaのCEOであるPhilip Winterはいう。彼らはシャワーをGoogle、Appleとスタンフォード大学のキャンパス、そして Equinoxのジムで検証した。彼らがリーチできる市場は110億ドル規模であり、年間2700万個のシャワーヘッドが販売されている。 NebiaのTechCrunch記事はこちら。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

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