YouTubeが長さ6秒のバンパー広告を導入、ビデオ広告の俳句だとさ

3296379139_7b768490a9_b

YouTubeが今日(米国時間4/26)発表した広告形式は、とにかく短いことが特徴だ。

ブログ記事でプロダクトマネージャーのZach Lupeiが、YouTubeはスマートフォンでビデオを見る場合に適した広告形式を探していた、と述べている。そして作られたのが、バンパー広告(Bumper ads)、長さが6秒しかないビデオ広告だ。

とても短い広告(コマーシャル)は、前からある。短いバンパービデオをどなたもテレビで見たことがあると思うが、それをヒントにしている。今は、オンラインビデオの多くがとても短くなっているから、広告もそれに合わせるべきだ。30秒のプリロールでコマーシャルが1分もあるのは、困りものだね。

ただしYouTubeの考え方では、この形式が既存の広告形式をリプレースするのではなく、新しく加わるのだ。アドバタイザーは前と同じく、長いビデオを主に使う広告キャンペーンを展開するが、そこに短いバンパー広告を加えて、到達視聴者数を増やす。とても短い広告だから、スキップもできない。

たとえばAtlantic Recordsはバンパーを使ってRudimentalのセカンドアルバムをプロモートしているが、各バンパーがゲストミュージシャンを一人々々紹介している。一方Audi Germanyは、長いビデオ短く切った小片を使っている

“バンパー広告はビデオ広告の‘俳句’だと考えたい。クリエイティブの人たちから、どんな名作が生まれるか、今から楽しみだ”、とLupeiは書いている。アドバタイザーたちが一般的に利用できるのは、5月からだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。