YouTuberなどクリエイターのマネジメント事業などを行うUUUMは7月27日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を申請し承認された。上場予定日は8月30日で証券コードは3990だ。
UUUMの前身は2013年に設立されたON SALE。その後同年11月にuuumに、そして2014年の12月に現在のUUUMへと商号を変更している。代表取締役を務める鎌田和樹氏が人気YouTuberのHIKAKIN氏と出会ったことをきっかけに事業をスタートし、国内でも最大規模のYouTuberネットワークになった。現在YouTuberのマネジメントやYouTuberを軸にしたインフルエンサーマーケティングに加え、自社でアプリ開発も手がけている。2017年5月には任天堂との包括的許諾合意を発表し注目を集めた。
これまでの資金調達に関しては時期や調達額など具体的な発表は行っていないが、独立系VCのANRIやジャフコが過去に出資をしており、両VCはUUUMの大株主となっている。(ANRIが19.30%、ジャフコが17.54%を保有)
UUUMでは上場にともなって30万2000株を公募し、29万2300株を売り出す。UUUM代表取締役の鎌田和樹氏(8万8500株)、ANRI(8万8500株)、ジャフコ(3万7800株)が株式を放出する。オーバーアロットメントによる売り出しは7万7500株。
公募・売り出し価格の仮条件の決定は8月10日、ブックビルディング期間は8月14日~8月18日。価格の決定日は8月21日だ。
有価証券報告書によるとUUUMの2016年5月期(第3期)の売上高は32億9971万円、経常利益2億2172万円、当期純利益1億8591万円。2015年5月期(第2期)の売上高は13億1858万円、経常損失2億6312万円、当期純損失2億7167万円となっている。
また別途UUUMが本日発表した資料によると、2017年5月期の売上高は69億8300万円、経常利益3億5800万円、当期純利益2億5700万円となっている。