あの男が戻ってきた。今日(米国時間4/8)の取引終了後、Zyngaは前CEO Mark Pincusが復帰することを発表した。今や前CEOとなったDon Mattrickは2つの椅子から降りることになる。会社の指揮体系のトップ、および取締役会の席だ。
ニュースを受け同社株は10%以上値を下げたが、その後8%という適度なマイナスへと復活した。投資家らがこの変更に熱烈でないのは、おそらくトップ交代が往々にして問題を起こすのに十分な火種だからだろう。
Zyngaはここしばらく財政面で改善を見せている。最近の数四半期では売上を伸ばし、損失も金額、1株当たり共に縮小している。Zyngaは今も十分な資金を持っている。
声明の中でPincusは、Mattrickの指揮下で同社売上におけるモバイルブッキング[仮想グッズ販売等による仮売上]の割合が、就任時の27%から60%へと成長したことを指摘した。ZyngaはFacebookプラットフォームから、モバイルゲームへの変遷が遅かったことで悪評を買っている。
ニュース発表前、Zyngaの時価総額は25.7億ドルだった。仮にニュースが原因で10%値を下げたとしても、Zyngaの価値は20億ドルを優に超える。
このニュースは驚きだった。MicrosoftのCEOビンゴに負けた後のMattrickを指命した時はさほどショックを受けなかった。彼がここまで早く辞めたことの方が注目に値する。Microsoft時代のMattrickに詳しい筋がTechCrunchに話したところによると、彼は知性的で人に好かれていた。交代の原因が何であるかは不明だ。
当面Zyngaは、古きリーダーを戻して会社の指揮をとらせる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)