Facebook、「いいね!」をねだるなどのページにペナルティーを課すと発表

Facebookを騙そうとしてはならない。

今日(米国時間4/10)、Facebookが発表したところによると、「いいね!」を要求したり、同じリンクや写真を繰り返し投稿したり、ユーザーを偽って広告ページに誘導したりすると、そのページのニュースフィードでの表示ランクは大幅に下げられるという。ページ運営者は読者が興味を持つような独自性のあるコンテンツを投稿するよう務めなければならない。

先週私はFacebookページの表示回数が自然に減少する理由とニュースフィードの仕組み について書いた。長すぎて読まなかった人のために一言でまとめると、ユーザーがFacebookで過ごす時間は一定であるのにFacebookページの数がどんどん増えていくから競争は激化し続ける、ということだ。競争相手が増えるのに応じて読者のアテンションが増えないのであれば表示回数は減少するのは当然だ。

ページの内容が面白くて大勢のユーザーが共有したり「いいね!」を押したりすれば、Facebookのニュースフィードのアルゴリズムはその投稿の表示範囲を広げる。下の図はFacebookが表示する投稿を選択する上で考慮するトップ5の要因を示している。

〔日本版:I=投稿者に対する関心、P=投稿の反響、C=投稿者の過去の実績、T=種別(近況、写真、リンク等)、R=最近である度合い〕

今日の発表はFacebookがニュースフィードの仕組みの透明性を高める努力 の一環で、どういうことをするとページが「隔離」されてしまうかをはっきりさせたものだ。おそらくこの基準は以前からアルゴリズムに組み込まれていたのだろうが、ここで改めてページ運営者の注意を喚起すると同時にペナルティーも一層厳しいものにしたのだと思われる。

  • テキスト、画像をとわずユーザーに明示的に「いいね!」を要求する投稿は表示ランクを引き下げられる。
  • 同一のコンテンツを繰り返し投稿すると表示ランクを引き下げられる。同じリンクを繰り返し投稿したい場合は説明を変え、写真を変えるなどして別コンテンツとしなければならない。
  • リンク先を偽ってはならない。「写真アルバムを見てね」と書いてあったのにリンク先がショッピングサイトだったり広告だけのページだったりするとFacebookは即座にペナルティーを課す

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。