テレビCMには大きく分けて、タイムCMとスポットCMという2種類があります。タイムCMは番組を特定してCMを放映する方法。一方のスポットCMは、番組を特定せずにCMを放映する方法になります。
ここでは、タイムCMのメリットや注意点、料金について、詳しく解説していきます。
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タイムCMとは特定の番組でCMを流す方法
タイムCMとは、「特定の番組を指定して、その番組内で流すCM」のことです。自社の商品・サービスとマッチしたターゲット層が、その番組を視聴していることがわかっているなら、タイムCMを選択すべきでしょう。
<タイムCMの特徴>
・最短30秒からCM枠を購入することになる
・基本的な契約期間は、2クール(6ヵ月間)から
タイムCM 3つのメリット
タイムCMは、CMを流す番組が指定できる方法になります。タイムCMのメリットについて、3つに絞って説明していきましょう。
メリット1 ブランディングしやすい
タイムCMの最大のメリットは、ブランディング効果があることです。タイムCMは、CMを流す番組を指定できるため、特定の視聴者に対して同じCMが視聴してもらうことで、企業イメージを訴求しやすくなります。CMを流す番組を指定できないスポットCMとは違う、タイムCMの特徴になります。
メリット2 狙うべきターゲットとマッチしやすい
企業が狙うべきターゲットが明確であれば、放送する番組を指定できるタイムCMは有効です。
例えば、料理器具を宣伝したい企業であれば、夜のニュース番組よりも、料理番組にCMを放送するほうが効果的でしょう。あるいは昼のワイドショーも選択肢に入るかもしれません。
メリット3 スポンサー提供のアナウンスが流せる
指定した番組でロゴや社名を出したり、スポンサー提供のアナウンスが流したりできるのは、タイムCMのメリットです。
視聴者に対して、この番組を提供しているのはこの企業なんだ、と認識してもらうことにつながります。
提供表示を行うかどうかは選択することになりますので、このあたりは予算によって、検討するようにしてください。
タイムCMの注意点とは?
タイムCMには、番組を指定できるからこそのメリットがありますが、一方で注意点もあります。タイムCMを検討する上で、把握すべき注意点について確認しておきましょう。
注意1 視聴する層が限定される
タイムCMは、同じ番組にCMが流れ続けるわけなので、どうしても視聴する層が限定されてしまいます。より幅広い層にCMを視聴してもらうことができないのは、注意点として認識しておくべきでしょう。
注意2 予算に合わせた出稿が難しい
タイムCMは、予算に合わせた出稿が難しいという注意点があります。タイムCMを出稿するときは、原則として6ヵ月からの契約です。そのため、予算としても6ヵ月分の費用を用意しておく必要があります。また、CM自体の放送時間も30秒からと決められていることから、CM制作費の値上がりにもつながってきます。
タイムCMの料金はどのくらい?
タイムCMの料金は、下記の要素によって算出されます。
・番組の視聴率
・放送エリア(全国区かローカルか)
・提供表示
・放送する時期
当然ではありますが、番組の視聴率が高ければ高いほど、タイムCMの料金も高く設定されることになります。放送エリアは、ローカルよりも全国区のほうが料金は上がります。提供表示を出すだけではなく、アナウンスを流すことでも、料金は高くなるのです。
また、放送する時期によっても料金が変動しますので、把握しておいてください。
タイムCMの特徴を把握して活用しよう
タイムCMは、ブランディングにつながりやすいといった効果が見えやすい特徴がありますが、それだけに費用はかさんでしまいます。しっかりタイムCMの特徴をつかんで、CMを放送する目的と照らし合わせて、タイムCMの出稿を検討してください。
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