Google、Google Appsアカウントの広告ターゲット用解析も中止へ

今日(米国時間4/30)午前Googleは、ターゲット広告のために学生の “Apps for Education” アカウントを解析するのをやめると発表した。この発表に紛れがちだが、他のタイプのアカウントについても同様の変更が行われる。Googleは、Google Appsのビジネス、政府、および無料バージョンのレガシー・アカウントの利用者についても、近々解析を中止する。

今日、本誌が確認したところによると、同社はGoogle Appsコンソールにある広告の「有効/無効」トグルを永久に撤廃する。これは、Google Appsサービス内の広告が標準でオフになり、管理者がこのオプションをオンにすることさえできないことを意味している。
同時にGoogleは、Google Appsサービスのデータを広告目的で収集あるいは利用するのを中止する。

現在これらの変更は、Google Apps利用者に順次展開されているようで、適用が完了した際には最新情報を提供することをGoogleは約束している。

Google Apps for Educationの変更は、プライバシーへの懸念と、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に寄せられた生徒および教員からの苦情が引き金となった。同様の変更は、他のGoogle Apps定期利用サービスにも波及する可能性がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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