ナイキが話題のNFTスタジオ「RTFKT」買収、先に開催されたTC Tokyo 2021にも登壇

Nike(ナイキ)は、さらに暗号コレクターグッズの世界に踏み込み、NFTスタジオであるRTFKT(アーティファクトと発音する)を買収することを発表した。

今回の買収発表は、同スタジオにとって非常にタイムリーだ。RTFKTは現在、ここ1カ月で最も話題になったNFTプロジェクトの1つ、アーティストの村上隆氏とのコラボレーションによる「CloneX(クローンX)」アバターを手がけている。CryptoSlamによるとこのプロジェクトでは、3週間前に行われた最初のドロップ以来、すでに6500万ドル(約73億8000万円)近い取引が行われているという。

買収の条件は明らかにされていない。このスタートアップは、2021年5月にAndreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ、a16z)が主導して800万ドル(約9億1000万円)のシードラウンドを実施し、評価額は3330万ドル(約37億8000万円)とされていた。

RTFKTの共同設立者であるBenoit Pagotto(ブノワ・パゴット)氏は、声明でこう述べた。「これは、RTFKTブランドを構築するためのユニークな機会であり、私たちが愛するコミュニティを構築するために、Nikeの根本にある強さと専門知識の恩恵を受けられることを嬉しく思います」。

12月初め、Adidas(アディダス)は、NFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」とのパートナーシップを発表した。

RTFKTは、独自のNFTドロップを開発するだけでなく、他の暗号クリエイターと協力して、CryptoPunksやBored Apeなどの他のNFTプロジェクトのイメージを利用した物理的な靴などのアイテムをデザインしていた。

画像クレジット:RTFKT

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(文:Lucas Matney、翻訳:Aya Nakazato)

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TechCrunch Japan

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