税理士向けシステム開発などを展開するBesoは12月14日、プレシードラウンドにおいて第三者割当増資による約3000万円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、オンタムリープベンチャーズ(QXLV)が運営するQXLV投資事業有限責任組合。調達した資金により、税理士業務の効率化と品質を向上させるプロダクト「ZoooU」(ゾー)の開発と採用強化を進める。またZoooUのティザーサイトを公開し、事前登録受け付けを開始している。ローンチは2022年3月予定。
現在税理士業務は、レガシーなオペレーションによる属人化により、顧問先担当者ごとのサービス品質のバラつきや、ベストプラクティスの再現性がない点が課題となっているという。またBesoは、税理士法人化の加速により業務をデジタルで仕組化していくことが必須となる可能性を指摘している。同社は、ZoooUによりこうした課題を根本から解決し、税理士業界の変革とDX化を牽引していくため、資金調達を実施した。
ZoooUは、属人化を解消することでサービス品質向上・業務の標準化を行い、業務の可視化およびコミュニケーションも含めたデータをナレッジとして蓄積・活用できるDXソリューションという。Beso groupの税理士事務所Besoにおいて実証実験を実施し、ノウハウを基に設計と開発を行ったことから、実際の税理士業務に即したプロダクトとなっているそうだ。