あなたのWebサイトに、お好みのアニメーションを加えてくれるToonimoが、25万ドルの資金を調達した。同社によるとアニメを含めるとサイトの好感度が高まり、参加性(エンゲージメント)も良くなり、有料サービスや物販サイトなどでは収益性も上がるそうだ。
同社のアニメを使っているサイトをユーザが訪れると、画面にアニメのキャラクターが現れてサイトのあちこちを案内してくれる。それが必然的にユーザの“買う気”をそそる、というのだ。たとえばToonimo自身のサイトでは、アニメのキャラクターがページ内を案内しながら会社のコンセプトを説明し、無料の試用バージョンを使ってみるよう、おすすめするのだ。
そういう、サイト〜ページのガイドのようなアニメキャラクターは、企業などが自分で作ろうとすると、そのルックス、出現のトリガの設定、セリフの台本など、たいへんな開発課題が多い。Toonimoを利用すれば、わずか1行のコードを書くだけだ。
アニメによるガイドと聞くとClippyを思い出す方もおられると思うが、でもToonimo’sのアニメーションはずっと洗練されてる。 CMO(Chief Marketing Officer)のJake Levantによると、Toonimoでは一つのアニメで台本やバージョンをいろいろ変えられるし、その中の結果がベストのものをOptimizelyみたいに使えばよい。つまり、アニメーションをまったく使わない、という選択もありえる。
Levantによれば、今後の課題は個人化、そして単純なアニメだけでなく、Webサイトのための“マルチメディアレイヤ(層)”を提供して、いろんなコンテンツを使えるようにすることが、究極の目標だ。
今回の投資を仕切ったのはLux PartnersのTuvia Barakだ。ToonimoのファウンダはCEOのOhad Rozen(最近Qualcommに買収されたWilocityのファウンダ)と、CTOのDan Kotlickiだ。
なお、Toonimoのサイトでアニメーションがうまく動かなかった人は、ブラウザを変えてみるとよい。ぼくの場合は、SafariからChromeに変えたら見れた。Safari上のFlashのバージョンをアップデートすべきなのかもしれない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))