共に30代前半の専門職として働くAnna Mayer、Daniel Graf夫妻は、家族を作ろうと思った。しかし、それはふたりが想像していた以上に大変なことだった。山ほどの調査と専門家との相談と試行錯誤を経て、ふたりは自分たちの体験をITに応用しようと考え、受胎能力追跡アプリ、Ovatempが生まれた。Mayerが彼女のために作ったアプリに応用した手法から、今年元気な男の赤ちゃんも生まれた。
Ovatempは、排卵の始まりをモニターするデジタル体温計、ONDOを発売する。女性の受精周期は一ヵ月間の体温に基づいて計算できるという考えによる。この体温計はOvatempプラットフォームの上に構築することによって、手作業による基礎体温管理から当て推量をなくす。
使い方は、舌の下に体温計を置くだけ。体温情報はBluetooth経由でiPhoneに送られ、AppleのHealthKitに統合される。
Ovatempアプリは、Glowの受胎能力追跡アプリに似ている。ユーザーの女性は自分の周期、気分、栄養摂取その他の要因を記録する。どちらも、妊娠しようとする人たちを支援するためのコミュニティーを提供している。違うのは、Ovatempが伝統的漢方医学及びFAM(Fertility Awareness Method)に基づいているのに対して、Glowは特定の手法を挙げていない点だ。
「私たちが自然妊娠できたのはFAMのおかげだったので、OvatempとONDOは徹底してFAMの原理に基づいて開発した。デジタルツールを使うことによって、女性が簡単に情報を追跡して自然妊娠できるようにしたかった」とMayerは語った。
Ovatempのファウンダーたちは、ONDOはOvatempとGlowの両方をつなぐテクノロジーでもあると言っている。どちらも、自然な手法によって避妊または妊娠を助け、どちらもアプリ経由で基礎体温を追跡する。Ovatempによると、ONDOデジタル体温計は、Glowのプラットフォームとも統合して女性の排卵周期に関する追加情報を得ることができる。
ONDOは、Ovatempのウェブサイト、Amazon、およびWalgreensで今日から発売される。体温計は149ドル、アプリは無料だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)