マイクロソフトの2015年Q1:売上232億ドル、EPS 0.54ドルで予測越え。時間外で3%高

通常市場取引で1%以上の高値をつけた後、Microsoftは会計2015年度第1四半期の決算を報告した。売上は232.0億ドル、1株当たり利益は0.54ドルだった。前年同期比25%増という売上の伸びは、Nokiaハードウェア部門の買収による。

アナリストらはMicrosoftの売上を220.2億ドル、1株当たり売上を0.49~0.50ドルと予想していた。売上予測を大きく上回った同社は、時間外取引で株価を上げている。

同四半期、Microsoftは58.4億ドルの経常利益を上げた。純利益(税引後)は45.4億ドルだった。期末時の保有現金および現金相等物は892億ドル。

Microsoftの1株当たりGAAP利益 ― 0.54ドル ― は0.11ドルのチャージを含む。同社の1株当たり利益性は対前年比で10%以上減少した。

ハードウェア

報告書によると、Surface製品の売上は9.08億ドルだった。この数字はTechCrunchの決算前業績チャートと比べて、かなり良い。前四半期から2倍以上に増えている。Surface Pro 3は、よく売れていると言わざるを得ない。
携帯電話の売上は26億ドルで前四半期を上回った。計930万台のLumia端末が販売された。

前四半期にMicrosoftは、部分累計で580万台のLumiaを販売し、売上19.9億ドル、損失6.92億ドル、1株当たり損失0.08ドルを計上した。同四半期の総売上は233.8億ドル、1株当たり利益は0.55ドルだった。

クラウド関連

クラウド関連では、消費者向けOffice 365の購読者が700万人となり前期から25%増加した。同社によると「企業向」クラウド売上は対前年比128%アップだった。この数字は消費者向Office 365の売上を含ない。

デバイス・消費者部門の売上は47%増の109.6億ドル。企業向売上は10%増の122.8億ドルだった。

Windowsの一括ライセンス売上が10%上昇したのは、PC市場の回復を踏まえると妥当な結果だ。消費者向Windows売上は1%減少した。WIndows OEM売上は2%減。PCは依然として不振だが急降下状態は脱した。エンタープライズのWindows 7へのアップグレード、および消費者向ハードウェアデザインの改善が、このカテゴリーの安定化に貢献したと見られる。

好調の四半期

総合的に見て、Microsoftにとって好調な四半期だった。Surfaceの売上数値は驚きだった。携帯電話事業における損失は調べてみないとわからないが、Microsoftの製品カテゴリーの殆どが成長しており、これは中期的安定状態の兆候だ。

企業向事業は予想以上の結果だったと思うが、妥当な範囲内ではあった。ハードウェアは、明らかに良い意味で異常値だった。Microsoftが新しいXbox Oneの売上データや、新しいクラウド売上の年間予測値を公表しないことに不満が残る。なぜこの会社が、毎四半期のように、いくつか重要な数値を見せないのか私には理解できない。レドモンドには何かウィジャ盤のようなものがあって、その意志決定に使っているに違いない。

クラウドおよびプラットフォームの戦いの中、Microsoftは時間外取引で高値をつけた結果、時価総額第2位IT企業の地位を守り、当面はGoogleの上を行くことになる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

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