Click Z Live Chicago-ビデオマーケティングのケーススタディ。バイラルビデオの作成は可能なのか?

YouTubeがGoogleに迫る検索エンジンと言われて久しい中、動画をコンテンツマーケティングの一つとして取り組む企業も多いと思います。使い方によっては、訴求力が高い有益なコンテンツとなり、爆発的に人気を博す動画も登場しています。宣伝効果は高く期待できますが、そうした動画は割合としては非常に低いこともまた事実。今回のセッションでは実際のケーススタディを交えながら、バイラルビデオの効果と作成の可能性を探ります。– SEO Japan

原題:The Viral Video Paradox: How to Hit Viral Traffic by Producing Serial Video Content
Speaker:Abe Niederhauser, Director, Analytics & Advertising, Orabrush

バイラルビデオとは

作成した動画のYouTubeでのビュー数


Orabrush・・・・舌を掃除するためのブラシ。5千600万以上のビュー数を獲得。


Orapup・・・・・orabrushの犬用。3千3百万以上のビュー数を獲得。


Poo-Pourri・・・トイレの消臭剤。2千万ビュー数を獲得。

バイラルビデオ
上記の通り、多くのビュー数を獲得したバイラルビデオを我々は保持している。しかし、バイラルビデオを作ろうとする行為は、”老後の生活にくじ引きがあたることを計画する”ようなものだ。

より良い方法とは?
映画”MONEY BALL”のように行えないだろうか?マーケターとしてデータを使用し、テストを行うのだ。バイラルビデオではなく、データドリブンなアプローチを行えないだろうか?

バイラルビデオにおける問題点
・予測不可・・・意図的にバイラルビデオを作成できる人などいない。
・永続不可・・・バイラルビデオを作成したとしても、もう一つ作成できるとは限らない。
        また、バズが終了した後、セールスは下がるだろう。
・最適化不可・・バイラルは共有される能力の結果にすぎない。ビュー数に対する望んだ
        結果を得られるとは限らないのだ。

データドリブンアプローチの特徴
・予測可・・・一つの動画の広告のために投資した金額が何を意味するかを知ることができ
       る。
・継続可・・・得られる結果はバズに左右されない。長期間に渡り動画をプッシュすること
       も可能だ。
・最適化可・・あなたのゴール(例えば、売上)に合わせた動画を作成することができる。

ケーススタディ

Orabrushの例
YouTubeでの広告がOrabrushに投じた宣伝費の全てだ。つまり、他の外的要因は売上に影響していない。広告費は徐々に減少させたが、収益は増大。


*青字がトータルの売上。赤字がトータルの広告費。

Orapupの例
クラウドファウンディングのindiegogoで$62,572(目標は$40.000)を獲得。いろいろな期間で変更を加え、テストを行った。動画の内容を変えるときもあれば、サムネイルを変更するときなども。全体で55の動画バリエーション、245のランディングページのバリエーションを作成。広告費はある程度使ったが、収益のほうが上回った。


*青字が売上。赤字が広告費。

Poo-Pourriの例
Poo-PourriはYouTubeに動画をするまでは、オンラインでのビジネスを行っていなかった。様々なバリエーションの動画を投稿することでビュー数があがり、ブランド認知度が高まった。結果、今日においても売上の貢献につながっている。グラフを見ると、バイラルのとき、非常に購入数が上がった。


*青字が広告経由での購入数。赤字がトータルの購入数。

まとめ
作成した動画をバイラルにすることは簡単ではないが、広告を利用して同様の結果を得ることはできる。こうした動画は、すぐに満足したROIを獲得できるわけではないが、長期的に投資する理由はある。こうしたビデオを通じて、ブランドの確立を行うことができるのだ。

備考
・YouTubeはつまらなかったらスキップすることができる。長い動画でも構わない。
・常におもしろい内容である必要はない。教育的な動画も含めるべきだ。
・目的を設定しよう。購読者、シェア数、ビュー数、コメント、サイト訪問者、いいね、そ
 して、売上など。
・グローバルカスタマーにアプローチしよう。我々の場合、韓国のディストリビューターに
 依頼し、各国の言語で広告を掲載したりした。
・YouTubeの他、Facebookのターゲティングも効果がある。FacebookはYouTubeよりも
 コストがかかるが、特別なニッチの場合は、使用をおすすめする。

結論としては、バイラルビデオの計画的な作成は困難であるため、広告を交えながら長期的に使用することができる動画の作成を薦めていました。また、結果的にバズったとしても、ブームが終わると同時に売上が下がり、今後の使用も見込めないなどの問題点もありました。多くの人にリーチすることは望ましい限りですが、バイラルのみを目的にするのではなく、長期的で地道なプロモーションでブランドを構築していくことが大事だということです。どことなくSEOに通じる考えでもありますが、動画作成の際の参考としていただければ幸いです。– SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。