AppleがWWDCでサブスクリプション(定額)型の音楽配信サービス「Apple Music」を発表したが、それと前後して、サイバーエージェントエイベックスの「AWA」、LINEとエイベックス、ソニー・ミュージックの「LINE MUSIC」と、国内で利用できる音楽配信サービスがローンチした。
一方、海外で先行する音楽配信サービスの「Spotify」は、日本でのサービスインについてまだアナウンスをしていない。そんなSpotifyについて、電通グループが出資したことが明らかになった。
電通デジタル・ホールディングス(DDH)は6月15日、同社が運用する投資ファンド「電通デジタル投資事業有限責任組合」を通じてスウェーデンのSpotify Technology S.A.(Spotify)への出資を行ったと発表した。
出資額や出資比率は非公開。DDHによると、すでに電通グループとSpotifyは40カ国以上で取引実績があるという。
Spotifyこれに先駆けては6月10日に5億2600万ドルの資金調達を実施した(バリュエーションは85億3000万円)ことを明らかにしている。同社が発表したところによると、Spotifyの有料ユーザーは2000万人。全ユーザーは7500万人にのぼるという。