徒歩15分以内のコンビニに十分在庫があるに違いないのに、1時間以内にコンドーム1箱を配達してもらう必要がある状況を私は知らないが、サンフランシスコのあるスタートアップが説明してくれる。
L. Condomsは、Y Combinator の現行クラスの一員で、安全で皮膚にやさしい避妊具を、あなたの玄関先に1時間以内に届けてくれる。
その魅力的な贅沢さのほかに、このスタートアップは世界に素晴らしい貢献をしようとしている ー 避妊用品と女性がそれで稼ぐ方法を途上国にもたらすことだ。
L.のファウンダー、Talia Frenkelは多忙なフォトジャーナリストとして、国連や赤十字のために最近の洪水や火事その他の災害を報道し、2008年には、HIV/AIDSで死んでいく女性や少女たちを撮影するためにアフリカに派遣された。この性感染症は、世界的に生殖年齢女性の死亡原因第1位であると世界保健機関は言っている。
このハッとさせされる数字が、Frenkelの中で何かを呼び起こした。「私は女性の死因ナンバーワンが、完全に予防可能であることに気づかなかった。絶対に行動を起こすべきだと思った」と彼女はTechCrunchに話した。
私は女性の死因ナンバーワンが、完全に予防可能であることに気づかなかった。絶対に行動を起こすべきだと思った。
Frenkelは、適切な避妊具を使っていれば感染する必要のない病気から女性を守ることを目標に、1年半以上前に自己資金でL. を立ち上げた。彼女はこれに、1対1購入モデルを適用している。L. 経由で購入されたコンドーム1箱につき1箱のコンドームがウガンダの女性に寄付されるのだ。
L. は、ウガンダの現地で働く女性起業家2000人のネットワークを通じてコンドームを配達する。女性たちはコンドームを低価格で販売し、彼女たちが他の人々に正しいコンドームの使用法を教育できるよう、長期に継続可能なビジネスを構築する。
Frenkelは、自分の製品を国内でも魅力的なものにした。L. のコンドームは、無毒で、完全菜食主義者に優しい天然ラテックスで作られており、ラテックスアレルギーの持ち主がコンドームでアレルギーを起こす危険を減らす。コンドームはエコフレンドリーな自転車メッセンジャーによって、サンフランシスコ、マンハッタンおよびブルックリンで日夜1時間以内に配達される。
Frenkeは、宅配に加えて現在彼女の製品はコンビニ、Target、およびWhole Foodsなど1000以上の店舗で販売されており、YC参加時点より売上が4倍に増えたとTechCrunchに話した。
というわけで、もしあなたが(文字通り)世界を変えるセックスの気分になったら、ズボンをはいて街角まで買いに行くことができる。