Apple株価は火曜日(米国時間8/11)に5%下落した。中国政府が人民元をさらに引き下げるというニュースに市場は強く反応した。この通貨引き下げは、Appleの製品輸入コストを押し上げる可能性が高い。
中国の中央銀行である中国人民銀行は、人民元の取引き目安の基準値を2%引き下げ1ドル当たり6.2298元とすると発表した。これは過去3年間の最低水準であり、7000億ドルのIT巨人の株価を揺るがせた。時価総額数十億ドルに相当する暴落だ。
ニュースは、通貨引き下げがAppleに打撃を与えるだけでなく、Huawei、Xiami、Lenovoなどドル高の恩恵を受ける主要ライバルたちを後押しすることから、懸念を広げている。 Jefferiesは今日、Apple株の目標価格を135ドルから130ドルへと引き下げ、中国でのiPhone需要を取り巻く不安に言及した。
先月の決算会見でApple CEO Tim Cookは、中国がAppleの全世界売上の27%を占めており、将来Apple最大の市場になる可能性が高いことに、あえて言及した。
火曜日の市場で、Apple株は113.55ドルで引け、前日終値の5.15%安だった。