AppleはiPadをより大きく、強力にしたiPad Proを発表した。iPad Airを大きくしたような外観と印象だが、iPad Proには秘密兵器がある。スタイラスだ。AppleはこのスタイラスをApple Pencilと呼ぶ。
Steve Jobsが初めてiPhoneを発表した時、誰もスタイラスも欲しくないだろう、最も良い入力方法は指を使うことだと言った。それでもスタイラスは非常に正確な入力端末で、グラフィックデザイン、写真編集や他のコンテンツの製作といったユースケースを考えると理にかなうものだ。
このペンシルは、位置、筆圧、傾きを検知する。ISKNのsmart surfaceやAdobeのDigital Penに似ている。
Lightningのコネクターが付いているので、使用していない時はiPadから直接充電することができる。アプリの開発者はこのスタイラスを使いこなすことができるだろう。
AppleはMicrosoftをステージに招き、Microsoft Officeのデモを行った。スタライスを使って文書に編集を加えることができる。例えば、文書の項目を丸で囲ったり、PowerPointのスライドに形を描くと、画像オブジェクトに瞬時に変換される。
AdobeのEric SnowdenはAdobe Photoshop FXという新しいアプリのデモを行った。期待通り、スタイラスで絵を描くことができる。全体的にスタイラスは上手く機能しているようだ。何かを描くと、瞬時に画面に映し出される。
Apple Pencilの価格99ドルだ。既存のiPadで機能するかどうかはまだ分からない。11月から入手可能となる。
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