CBSは今朝、スーパーボウル50のライブストリームは、これまでの人気試合におけるストリーミングの記録を破ったと報じた。この配信ネットワークはそれを裏付ける数字を公表した。午後に公表した声明によると、デンバー・ブロンコス対カロライナ・パンサーズの試合をラップトップ、デスクトップ、タブレット、インターネット接続テレビ端末、モバイル端末で視聴したユニークビューアーは396万人だったという。
また、視聴者の合計視聴時間は4億200万分となり、平均で101分以上を視聴していたとCBSは発表した。試合中の場合、視聴者の合計視聴時間は3億1500万分となり、平均の視聴人数は140万人だった。
これまでの数値と比較してみよう。昨年NBCは130万人以上がウェブストリームでスーパーボウルを視聴したとし、これまででそれが同時に視聴したユーザー数で最も多かった。
また、NBCはリリースでAdobe Analyticsデータを示し、NBCのライブストリームは毎分の平均視聴者数(80万人)と合計時間(2億1300万分)の記録を打ち立てた。
それ以前は、Foxの2014年スーパーボウルのライブストリームでのピーク時の視聴者110万人、毎分の平均視聴者数は52万8000人という記録だった。
ストリーミングに関する数値が毎年伸びるのは不思議なことではない。ウェブや他の端末を通してスーパーボウルを見る視聴者が増えていることに加え、配信ネットワーク自身もエンドユーザーがどのプラットフォームでも視聴しやすいように取り組んでいる。
例えば、今年、CBSはPCとタブレットでCBSSports.com のウェブサイトからライブストリームを視聴できるようにした。iPad、Android、Windows 10のタブレットのCBS Sportsアプリ、さらにインターネット接続テレビのApple TV(第3世代と第4世代)、RokuとRoku TVモデル、Google Chromecast、Microsoft Xbox One、Amazon Fire TVとSony、Sharp、PhillipsといったいくつかのAndroid TV端末にも対応した。
CBSの数値には、ESPNがESPN Deportesのスペイン語で放映したデータは含まれていない。だがCBSは、VerizonのVerizon Go90を介した独占モバイルストリームとNFL Mobileアプリは含まれていると私たちに話した。(ディスクロージャー:TechCrunchの親会社AOLはVerizon傘下)
これだけ多くのプラットフォームでストリーム配信が視聴できるようになったため、去年の数値と突き合わせて正確に比較することは難しい。分かることは、ストリーム配信を視聴できる方法を増やすほど視聴者も増えるということだ。
他での視聴
今日、CBSのライブストリームの他にもこの人気試合に関する注目すべき数値がいくつか発表された。
例えば、YouTubeは、YouTubeでスーパーボウルの広告や予告動画を試合中に見た人の合計視聴時間は30万時間となり、これまでで合計400万時間の広告と予告編の視聴があったという。広告や予告編は3億3000万回以上視聴され、その60%はモバイル端末からの視聴だった。YouTubeはモバイルからの視聴が初めて過半数を占めたと伝えた。
ソーシャルメディア上でもスーパーボウルはいつも通り午後の話題の中心だった。この記事を書いている時点でTwitterはまだ全体の数値を発表していないが、ハーフタイムショーには390万以上のツイートがあったという。
Nielsenもこれまでで最もツイートの多いイベントだと伝えている。
Facebookの今日の発表によると、SNS上で6000万人が試合について話をしていて、2億の投稿、コメント、いいね!があったという。しかし、今年の試合の会話の量は、これまでのスーパーボウルの中で2番目の多さだったという。Facebookでの昨年のニューイングランド・ペイトリオッツ対シアトル・シーホークスの試合の記録は破られていない。
Facebookが所有するInstagramでの反応も良かったと同社は伝えている。3800万人によるスーパーボウル50に関する反応が1億5500万回あったという。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter)
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