DashlaneやLastPassなどのパスワードマネージャーを使うことは、インターネット上で安全であるためのベストの方法の一つだろう(本当は誰しもパスワードの使い回しをしたくないのだから)。でもパスワードマネージャーそのものが単純なパスワードだけで守られているのなら、かなり問題だ。
しかしDashlaneの有料ユーザーは、このサービスが今度からYubicoのYubiKey(s)をサポートするから、自分のパスワードをより安全に保てる。
これによってDashlaneは、消費者向けアプリケーションでYubiKey(s)をサポートしているGoogleやDropbox、GitHubなどの企業の仲間入りをする。
Dashlaneと競合しているLastPassもYubiKey(s)をサポートしているが、ただしこの機能を使えるのはDashlane同様、有料ユーザーのみで、しかもLastPassはやや古いOTPプロトコルを使っている。対してDashlaneは、より現代的な2nd Factor(U2F)認証プロトコルを使っている。
YubiKeyをDashlaneで使うときの使い方は、ほかのサービスで使う場合とそれほど変わらない。最初は、セットアッププロセスを単純にこなしていくと、やがて、キーを挿入せよと言われ、そこでセットアップは完了する。そして、今後このサービスにログインするときは、まずパスワードを入力して、次にプロンプトに従ってYubiKeyを挿入する。そして下図のようにキーをタップすると、サービスに入れる。