TVドラマシリーズ「LOST」の共同制作者、映画「スター・トレック」や「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の監督として有名なJ.J. Abramsが、彼の宇宙探索への愛を「Moon Shot」と呼ばれるYouTube上の新しいドキュメンタリーシリーズへと託す。このシリーズは、月面探査機をデザイン、開発し、月へ着陸させ着陸地点から500メートル月面を走らせ、高解像度の動画と写真を地球へ送信させるロボット探査を競う、総額3000万ドルを賭けたコンテストであるGoogle Lunar XPRIZEで競い合うチームを特集する。
2007年から始まっているこのコンテストは、画像、可動制、着陸など複数のエリアにおける技術的なリスクを低コストで且つ効率よい方法で解決するよう求め、それにより宇宙探索の新しいアイデアを後押しすることを目的としている。
GoogleのXPRIZEに関する発表によると、世界中から16の民間のチームがXPRIZEで競い合っており、シリコンバレーのテクノロジー専門家やドイツのハッカー、インドのITのスペシャリストやバンクーバーにあるアパートメントで開発している親子など多岐にわたる。
Abramsは「Moon Shot」をプロデュースしたが、監督はOrlando von Einsiedelだ。この監督の昔のドキュメンタリー「Virunga」はコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園を守るために戦う人々のストーリーで、アカデミー賞にもノミネートされた。
9つのデジタルドキュメンタリーで、「Moon Shot」はこのコンテストで挑戦を見せる月面探査機を開発する様々なチームの舞台裏を映し出し、またこの科学技術の物語における人間的側面、例えば何故彼らは才能とエネルギーを月への23万8900マイル(38万4800km)の冒険に注ぎ込むことに決意したのか、などを明らかにする。
シリーズは3月15日にGoogle Playでデビューし、その後3月17日に無料で観られるYouTubeのGoogle Lunar XPRIZEチャンネルにてデビュー予定だ。Googleがこの映画を制作するために有名な人材を魅了したことを考えると、このシリーズは恐らく観る価値がありそうだ。
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(翻訳:Shiina Kana)