コワーキングスペースのWeWork、今度はアメニティーが揃った賃貸住戸「WeLive」をローンチ

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WeWorkは、コワーキングスペースを提供する不動産スタートアップで、評価額は50億ドル以上だ。今回WeWorkは、アメニティーのパッケージ付きで柔軟な賃貸契約で借りられる住戸を提供する。

この新プログラムはWeWorkがメインスペースを構えるニューヨークの金融街(110 Wall Street)、そしてワシントンDC、アーリントン地区、Clark Street 2221 Sの2ヶ所にある。

住戸は、スタジオ(訳注:日本で言うワンルーム)、1BR、2BR、3BR、4BRで最大8名で利用可能だ。スタジオタイプはシングルベッドで利用するか、部屋をルームメイトで分けるために2つのベッドで使用できる。

しかし、最も面白いのは入居者が好きなように部屋を借りることができ、契約も月単位であることだ。

最も安い賃貸物件は、シェアするStudio Plusの部屋で、これには2台のベッドが付き、月額1375ドルだ。この金額には家具、ベッド、キッチン家電などが含まれているのを覚えておこう。現在200戸ほどがあり、誰でも借りることができる。

さらに150ドルを追加すると、ユーザーは一式揃ったアメニティーを利用することができる。それには、月々のクリーニング、高速インターネット、VerizonのケーブルTVを含んでいる。

WeWorkは、ニューヨークに簡単に引っ越せる方法としてWeLiveを定着させたい考えだ(スタートアップのようにね)。引っ越しにかかる余計な費用、家具やキッチン家電を購入する費用もかからず、公共設備をセットアップする必要もない。

それに、WeLiveの住戸ではハッピーアワー、カラオケセッションといったコミュニティーイベントを開催するという。それらはWeLiveアプリから探すことができる。

そう考えると、少なくともニューヨークのWeLive住戸はWeWorkの建物と一緒であるため、これがニューヨークのスタートアップにとって便利に生活するための選択肢になるかどうか判断するのは簡単だろう。

ただこのWeLiveは、ニューヨークの大学を卒業したばかりで仕事を探している人やまだ定住場所を決めていないが賃貸契約が切れた人なども惹きつけるだろう。この賃貸契約には豊富なアメニティーが含まれていることを考えれば、思っていたより長く居続けてしまったという人も出てくるかもしれない。

WeLiveについてもっと知りたければこちらから。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter