ハードウェアいじり屋とプロトタイプ通は、必然的にArduinoプラットフォームと遭遇する。完全なオープンソースで、常に協業の限界を追求し、山ほどの種類の開発用ボードが作られてきたが、Johan KanfloのAAduinoほど凄いものは他にない。それはAAバッテリー(単3乾電池)サイズのArduiono互換ボードだ。
かつて、電子回路の工作を始めるには相当な努力が必要だった。しかし、Arduinoチームのユーザーフレンドリーで気前のよい手助けによって、それがいらなくなった。プロセッサーを簡単に(リ)プログラムできて、Javaクローンとやさしく学べるIDE のおかげで、ハードウェアアプリケーションのためのソフトウェア開発はウソのように簡単になった。
Tiny328がベースのAAduinoは、このプラットフォームを究極のフォームファクターに仕上げた。単3電池2本が入った電池ケース ― 3本目の位置にはAAduino ― を強力な、しかし小さなコンピュータープラットフォームへと変え、それはどんな小さな手の中にも収まる。
単3乾電池のフォームファクターを用いることが実に巧妙なのは、配線を「逆向き」(+極と-極を逆)にすることで、AAduinoが電池そのものになりきって、隣の電池から電力供給を受けられることだ。エレガントでクール。これまでに見たことのないものだ。
自分の手で作ってみたい人のために、JohanはArduion精神をフルに受け継ぎ、設計図その他必要なものすべてをon GitHubで公開している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)