これは実は、待望のデスクトップ版Google Nowとは言えないが、Googleは今日(米国時間5/23)、Chromeに充実した通知能力をもたらすための機能をChromeの最新のベータバージョン(v28)に導入する、と発表した。これで、Google Nowがまた一歩デスクトップに接近してきたことは、確実である。
この新しい通知機能は、デベロッパが自作のChrome用パッケージアプリやエクステンションに容易に加えることができ、通知はブラウザのウィンドウの外にポップアップするので、ユーザはブラウザを開いてなくても通知を受け取れる。
この機能が今使えるのはWindowsとChrome OSだが、OS XとLinuxも“もうすぐ”対応だそうだ。
Chromeにはもちろん前からWeb上のベーシックな通知機能があり、ChromeとGoogle AppsのユーザはGmailなどで通知を体験してきたはずだ。しかし今回発表されたリッチな通知は、一味も二味も違う。デベロッパが独自のアイコンや画像やヘッドライン(見出し)や短いメッセージを、通知に添付できるのだ。また通知の表示持続時間や複数の通知アラートのプライオリティをデベロッパは指定できる。
WindowsのシステムトレイやChrome OSのランチャから、新たにできた通知センターにアクセスできる。
先週Googleは、Chromeにプッシュ通知サービスを実現するクラウドメッセージングを発表した(本来はモバイルAndroidの機能)。今日の発表にそのことの言及はないが、通知センターにはこのプッシュ通知も当然入るはずだ。
Chrome 28に盛り込まれた新機能や変更の詳細は、ここで見られる。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))