Google、ハードウェア事業を単一組織に統合―トップはMotorola元CEOのRick Osterloh

2016-04-30-nexus-5x-nexus-6p

〔この記事の筆者はStefan Etienne〕

Re/codeによれば、Motorolaの元CEO、リック・オスターロー( Rick Osterloh)が Googleに復帰してハードウェア事業全般を統括することになった。われわれの取材に対し、Googleの広報担当者もこのことを確認した。Googleがすべてのハードウェア製品を一人の人間が指揮する単一組織にまとめたのはこれが初めてだ。

オスターローの新しい責務には、Nexus、Chromecast、 Pixe、OnHubルーター、ATAP(Project Araを担当する開発部局)に加えてGoogle Glassが含まれる。

これらの製品を担当するチームは今後はオスターローの指揮下に入る。オスターローはLenovo傘下のMotorolaのCEOを先月辞職していた。今後はGoogleのすべてのハードウェアのボスとなる。

テクノロジー産業としての見地からすると、Googleがすべてハードウェア・プロダクトを1人の経験豊富で注意深い人間の指揮下のまとめるのは理にかなっている。対OEM企業など外部とのコミュニケーションもスムーズになるし、Googleの組織も全般的に分かりやすくなるだろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。