インターネットはなぜ失敗したか、どうやれば治せるか

[筆者: Andrew Keen](著書(3冊): Cult of the Amateur, Digital Vertigo, The Internet Is Not The Answer。 Futurecastをプロデュース。インタビューシリーズKeen Onのホスト。)

Union Square VenturesのパートナーAlbert Wengerほど政治に熱心なベンチャーキャピタリストはめったにいない。

テクノロジーのより良き未来に関するWengerのビジョンは、彼の近著の草稿に書かれているが、彼はその中で、今デジタル世界が陥っている窮状を批判している。

Wengerが強く主張するのは、GoogleやFacebookなどの大規模で中央集権的な企業に権力が集中し、かくしてインターネットはもはや、そのユーザーの関心を反映していない、ということだ。

デジタル革命は、彼によると、ほとんど失敗した。しかし、すべてが失われたわけではない。

Wengerが提唱する解決策は、三本柱だ: 経済的自由、情報の自由、そしてなによりも、権力がユーザーの手にあること。

Wengerの主張は、ものすごく重要だ。シリコンバレーの多くのVCたちと違って彼は、テクノロジーへの投資ゲームにお金だけが動機で加わってはいない。彼はまた、ベンチャーソーシャリスト(社会主義者)でもないし、むしろ、インターネットの民主化改革を主張する彼のビジョンは、自由市場にしっかりと根ざしている。

いつものように、このインタビューを支援してくれたCALinnovatesに感謝したい。

参考記事。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

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