Googleが今日(米国時間9/13)、ドイツで行われたデジタルメディアカンファレンスDMEXCOで、同社の広告機能のアップグレードを二つ発表した。
ひとつはUniversal App Campaigns(普遍的なアプリ広告キャンペーン)。これはその名のとおり、アプリの宣伝を検索広告、ディスプレイ広告、Google PlayやYouTubeの広告など多岐にわたって展開できる。Googleによると、このキャンペーンはこれまで、30億あまりのアプリダウンロードを誘起したが、今年の初めにGoogleは、アプリのインストール以外のアクションもターゲットにできるようになる、と言った。そして今日の発表では、このターゲッティングオプションをすべての広告出稿者が利用できるようになった。
Googleのブログ記事は、こう説明している:
あなたがターゲットにしたいアプリ内アクティビティを、選択できる。それは、お買い得情報のタップ、ゲームのレベル10への到達などさまざまで、それらのアクティビティの測定には、サードパーティの測定パートナーや、Firebase AnalyticsのようなGoogleのアプリ測定ソリューションを使える。アプリ内アクティビティをAdWordsで定義したら、ご自分のアナリティクスのソリューションを利用して、1インストールあたりのコストを設定する。Googleの機械学習のアルゴリズムが、その値を使うだろう。Universal App Campaignsはさまざまなシグナルをリアルタイムで評価し、広告を継続的に改善して、もっとも価値あるユーザーに、正しい価格で、業界最大のGoogleの〔広告〕プロパティ全域にわたって到達できるようにする。
もうひとつの発表は、新しいタイプのTrueView広告(YouTubeの視聴者向け)だ。TrueViewのフォーマットは広告をスキップでき、広告出稿者は全部ちゃんと見られた広告や、ダウンロードや購入の誘起に対してのみ支払う。今度の新しいアクションフォーマットでは、広告出稿者がカスタムのアクションボタンを置くことができる。それらは、“見積もりがほしい”、“今申し込む”、“登録する”、などさまざまだ。
このような、アクションの多様化とカスタム化は、金融、自動車、旅行など、ユーザーの検討事項の多い商材に適している、とGoogleは言っている。このフォーマットは、年内にかけて、テストされる。