もうすぐ近くの惑星で、小惑星採鉱が可能になる。具体的には、2021年に、この惑星で。しかしNASAのAsteroid Ridirect Mission[ARM:小惑星移動計画]がそこへ到達するまでにまだ多くの課題がある。今日(米国時間9/20)NASAは公式「提案依頼書」を発行し、実際に小惑星移動を実行するロボット宇宙船について、パートナー4社に提案を要求した。。
このミッションは、最近実行されたOSIRIS-RExとは少々異なる。こちらは、小惑星へ行き、その一部を地球に持ち帰ろうというものだ ― 十分に困難だが、小惑星に関する最新の課題ではない ― 日本のハヤブサが既に成し遂げている(ちなみにそれは驚くべき功績である)。
ARMのゴールは、通過しようとする小惑星を、選び、持ち上げ、人の手が届きやすく安定した月の軌道に方向転換させることだ。その後宇宙飛行士が月を訪れた際にはこの比較的安全な環境で、ゆっくりと隕石を探し地球に持ち帰ることができる。
Boeing、Orbital ATK、Lockeed Martin、およびSpace Systemsの4社はいずれも「概念設計フェーズ」に参加し、宇宙船の基本部分を固めたが、今回は各社が他社と差別化するチャンスだ。例えば、ARMが惑星表面を探査するためのセンサーの構成や、着陸船の構造等は、未だに決定していない。
4社が提案書をまとめるまでに約1ヵ月ある。10月24日が締切で、NASAのJet Propusion Laboratoryが来年中に決定する。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)