定義するまでもないが、でも、こんなのがときどきあるから、ハッカーたちのカンファレンスは楽しい。Netflixの4人のデザイナーが、下の短いビデオで“MindFlix”と呼んでるものは、Museヘッドバンドをハックして、同社の映画ストリーミングサイトの、おなじみのインタフェイスを操作する。
ビデオはこう言っている: “今日のHack Dayのために、自分たちの脳にチップをインプラントしようかと思ったけど、でも、この脳波を読むヘッドバンドをまず試してみることにした”。
とても短いビデオで、しかも相当編集されている。ぼくなんか、脳波や目の動きでテレビを操作する、という話を聞くたびに、眉に唾をつけてしまう方だ。実際に自分が試してみたものの中にも、近い将来本当に実用化されそうなのは一つもなかった。今実際に売られているものの中の、ややましな製品ですら、その完成度は低い。でもこのビデオと、そこに紹介されているハックは、ストリーミングに対するインタフェイスの未来のバージョンを実際に開発するという真剣なお話よりも、むしろ、一種のお笑いネタだ。
でも、世の中のテクノロジー製品の多くがそうであるように、ここで紹介されている技術も、‘楽をしたい’という怠け者根性から生まれている。このジョークっぽいビデオも、Netflixのユーザーが、紛失したリモコンを探すのが面倒、という話から始まる。ヘッドセットにも、室内での紛失、という問題はあると思うけどね。
Netflix Hack Dayでは、ほかにもいくつかのビデオが紹介された。たとえば、Netflixのアカウントを複数持っている人が一画面で複数のストリーミングを見る方法、社会問題を扱ったビデオに‘寄付機能’がある、NetflixオリジナルのStranger Thingsのゲームバージョン、などだ。