Edward Snowdenはスパイ容疑で告発–身柄引き渡しはどうなる?

Washington Postによると、合衆国政府はNSAの秘密行動をリークしたEdward Snowdenに鉄槌を下し、彼を最高の重罪…スパイ行為…で告発した。彼は今香港に身を隠し、彼と同じくリークに使命感を燃やすWikileaksのJulian Assangeの支援の下(もと)に、亡命先を探している*。〔*: 関連記事(未訳)。〕

皮肉にも、The PostUSA Todayの記事によると、Snowdenに重い政治犯罪を課してしまうと、いわゆる‘犯罪人引き渡し’が困難になる。The Postは、こう説明している:

“しかし、条約には政治犯に関する例外があり、そしてスパイ行為は従来より政治犯と見なされてきた。Snowdenの香港の弁護団は、この、合衆国との犯人引き渡し条約に訴えるものと思われるが、そこには、被疑者は“政治的な性格の”犯罪で刑事裁判に科せられるべく引き渡されることはない、と述べられている。”

引き渡しの過程が数か月かかることもありえる:

“検察は60日以内に、これまた政府認定のもとに、彼を起訴しなければならない。そしてその後Snowdenの身柄を香港から引き取り、合衆国の裁判にかけることになる。しかし、この件をめぐる法的抗争はおそらく香港の最高裁の関与を招き、数か月を要することもありえる。”

この厳しい嫌疑により、SnowdenがWililieaksのソースBradley Manning と同じ目に遭うのではないか、とのおそれもある。Manningは長期に亘る独房への幽閉により、自殺を考えることもあった、といわれる。

Charlie Roseとのインタビューでオバマ大統領は、Snowdenの処罰について語ることを拒否した

余談だが、今Googleで”bradley”を検索すると、まだManningが候補のかなり上位にいる(下図)。〔下図で、最上位は人気男優Bradley Cooper。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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