GoogleのCloud Platformは複雑なウェブ・アプリを走らせるためのフル機能の環境に成長してきた。しかしちょっと試してみるのには敷居が高いのも事実だ。まずSDKと各種のツールをローカルのマシンにインストールする必要がある。
しかし今日(米国時間6/24)、Googleはブラウザ・ベースのCloud Playgroundをリリースした。これによってデベロッパーは開発環境をそっくりインストールする必要なしに各種のサンプル・コードが実際のAPIでどのように動作するのか手軽にテストしたり、コードを同僚と共有したりできるようになった。
Googleによれば、Cloud PlaygroundはGoogle Cloud Platformで提供されるサービスを体験して遊ぶことができる環境だという。 これにはGoogle App Engine、Google Cloud Storage、Google Cloud SQLが”含まれる。
現在のところ、Cloud PlaygroundはPython 2.7のApp Engineアプリだけをサポートしている。ただし実験的サービスなので、突然終了となる可能性もあることに注意。
試してみるには単にCloud Playgroundのページを訪問するだけでよい。先に説明を見たければはじめにを見るとよいだろう。ここにはRun/Modifyという大きなボタンが表示されており、ここで提供されているサンプル・コードをそのまま、あるいは編集してから実行することができる。Cloud Playgroundそのものには膨大なサンプル・アプリがアップされており、オープンソースのApp Engineのテンプレートをクローンして自分のプロジェクトをすぐにスタートさせることができる(GitHub Python2.7)。〔登録にあたっては携帯電話に認証コードを送ってもらう必要がある。メールあるいは音声のいずれかを選べる。音声はたいへん聞き取りやすく、2度繰り返される。〕
このサービスで作成されるのはすべてオープン・ソース・プロジェクトであり、ブラウザ・ベースの基本的なコード・エディタとデベロプメント・サーバーの役割を果たすmimicという Python App Engineアプリが提供される。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)