WeWorkは日本でコワーキングスペースをローンチするための準備を着々と進めている。本日、ソフトバンクは、WeWorkとの合弁会社を設立したと発表した。ソフトバンクとWeWorkは50%ずつ出資し、WeWork Japanを設立する。
WeWork Japanは、来年初めにも東京に最初のコーワキングスペースを開設する予定だ。WeWorkはアメリカの他、アルゼンチン、中国、イスラエル、インド、ドイツなどの16ヶ国でコワーキングスペースを運営している。WeWork Japanを率いるのは、WeWorkで初のCOO(最高執行責任者)に就任したChris Hill氏だ。彼がWeWork JapanのCEOに就任する。
「これまでWeWorkとソフトバンクは、人々をつなぎ、新しいアイデアの創出とイノベーションを引き起こすパートナーシップを構築してきたという評価を得てきた企業です」とWeWorkのCEOを務めるAdam Neumann氏(上図)は声明でコメントした。「ソフトバンクは、われわれの不屈の精神と起業家精神を共有しており、この有望なコラボレーションを通じて、さまざまなイノベーティブな方法で、人々とコミュニティーにメリットをもたらすことができるでしょう」。
今月初旬、 WeWorkは7億6000万ドルの資金調達(約860億円)を実施し、評価額は200億ドル(約2.3兆円)となった。その少し前、ソフトバンクはWeWorkに3億ドルを出資していた。また、最近ソフトバンクは1000億ドルのファンドを組成したり、Uber以外の全ての配車サービス企業に出資する勢いで投資を実施したりするなど、テクノロジー業界を賑わせている。
ソフトバンクグループの代表取締役会長兼社長を務める孫正義氏はプレスリリースで以下のようにコメントは以下の通りだ。
素晴らしいビジョンを持つAdamと優秀なWeWorkのチームは、最新テクノロジーを活用した科学的なアプローチで従来のワークスタイルの概念を覆し、世界中の次世代のクリエイターに無限の可能性を広げてきました。私たちは日本の人々にも、より多くの可能性の場を提供していきたいと考えています。
[原文]
(翻訳:NOZOMI OKUMA)