リクルートの米国子会社のIndeedが、シミュレーションを用いた採用アセスメントの強化のためにInterviewedを買収

毎月2億人以上の求職者を探している求人情報プラットフォームIndeedが、オンライン採用時アセスメントツールのInterviewedを買収した。契約の条件は明らかにされていないが、3人の共同創業者を含むInterviewedの従業員全員がIndeedで働く予定だ。

サンフランシスコに本拠を置くInterviewedは、Y Combinatorの2015年夏季クラスの一員であり、IBM、Zillow、Thumbtackといった顧客たちに採用時アセスメントツールを提供している。シードラウンドでは200万ドルを調達している。

IndeedはInterviewedの顧客でもあり、またIndeedの親会社である日本のリクルートはInterviewedに対する初期の投資家の1人でもあった。IndeedはInterviewedのAPIを使って、企業側が求職者に対する自動スクリーニングインタビューや、アセスメントを行えるようにしている。

こうしたアセスメント方式には、自動電話スクリーニング、顧客サポートや管理補助業務のシミュレーション、そしてExcelを用いたテストなどが含まれている。私たちはInterviewedが立ち上がった当初に、これらのアセスメントを評価してみたが、それらは極めて現実的で求職者の将来のパフォーマンスを予測するための良い方法だという結論に達している。

この先、Interviewedのサービスは、当面は独立したものとして継続する。最終的な目標は、Indeed上で求人側に、募集に際して対象業務のコアに関するシミュレーションを行えるようにするために、さらなる統合を進めることだ。

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(翻訳:Sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

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