今朝(米国時間12/28)のAndroid Policeによると、Googleは同社のオンラインストアにおけるPixel Cの販売を停止した。同社の好評だったタブレットの、とくに発表もない、しかし予想できなくもなかったご最後により、Googleの今後の最新製品に場所を譲った形だ。
Googleが本誌TechCrunchに確認したところによると、販売の停止はそのデバイスの製品寿命の終わりでもある。ただし、ハードウェアのサポートは今後もずっと続けるそうだ。
同社がくれた声明はこう言っている: “ハードウェア製品がわずか数年で廃番になることは、よくあることであり、今回弊社はPixel Cを引退させ、その販売を停止する。ただし、同製品のアップデートとサポートは継続し、最近のAndroid 8.0へのアップデートも行うので、顧客はご自分のデバイスを今後も引き続き、最良の状態に維持できる”。
そして当然ながらこの声明は、重要な画竜点睛、すなわちChromebook高級機への言及を忘れていない: “弊社がこのたび新たにローンチしたGoogle Pixelbookは、ラップトップとタブレットの長所を併合して、多機能なデバイスを求める需要に応えている”。
本誌のFrederic Lardinoisは2015年にこのタブレットを高く評価しながらも、“その市場は小さいだろう”と述べている。Googleブランドのデバイスは、どれもそうみたいで、いわば同社はマーケットシェアの小さなかけらをめぐって、自分自身と競合しているのだ。
CからPixelbookへのシフトは、近年の業界の大きなトレンドである、単機から多様機(コンバーチブル)への移行にも沿っている。Pixelbookは単機のタブレットほどスリムではないから、ユーザーは何かを我慢しなければならないかもしれないが、でもタブレットの代替機として十分使い物になるし、コンピューターとしての機能は豊富だ。
ただしお値段は、Pixel Cの599ドル(+キーボード)に対しPixelbookの最低価格は999ドルだ。未来の、より多機能になったタブレットは、お値段もそれ相応なのだ。