Uber は、同社のドライバーが車内で乗客に物を簡単に販売できるようにするCargoと提携した。Cargoのシステムでは、チューインガムや携帯電話充電器、スナックといったものが入った無料の箱をドライバーに渡し、ドライバーはその箱を車内中央に設置して乗客に販売する。
CargoはKellogg’sやStarbucks、Mars Wrigley Confectioneryと提携していて、 この箱を無料でドライバーに提供する。ただし、この箱を受け取るドライバーは評価レートが4.7以上で、ドライバーとして比較的アクティブであることが要件、とCargoの創業者でCEOのJeff CripeはTechCrunchに語っている。
どの箱にもサンプルと商品が入ってくる。乗客が商品を購入するごとに、それが無料サンプルであっても1ドルがドライバーに支払われる。
サンフランシスコとロサンゼルスのUberドライバーは、Greenlightハブと呼ばれるUberがサポートする所定の場所で今日からこの箱を受け取れるようになった。これはかなり特別な業務提携で、CargoはドライバーがUberドライバーとして乗車していないときでも、この箱の商品を売るように誘導する。
2017年にスタートして以来、このサービスでは7000人のドライバーが100万ドルを売り上げた。このサービスでのドライバーの収入は年平均1200ドルで、トップ10%のドライバーは年平均3600ドルの収入だった。これはドライバーにとってはかなり魅力であり、またUberにとってはドライバー確保のためのインセンティブのように働いている。
今日から、乗客は商品購入の支払いがCargoのアプリでできるようになった。しかし、今後の展開として、UberはCargoの機能を自社のアプリに統合することを視野に入れている。Cargoはこれまで730万ドルの資金を調達している。
イメージクレジット: Cargo
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(翻訳:Mizoguchi)