アメリカの中間選挙まであと数時間、Facebookは‘組織的な不正行為’で100あまりのアカウントを削除

Facebookは、30のアカウントと85のInstagramアカウントを同社の言う“組織的な不正行為”により停止した。

Facebookのサイバーセキュリティ担当Nathaniel Gleicherが、月曜日(米国時間11/5)の夜晩くに最新の発見を公表した。

“日曜日の夜、アメリカの法執行当局が、彼らが最近発見した外国起源と思われるオンラインのアクティビティに関してわれわれに接触してきた”、とGleicherは言う。その法執行機関が何であるか、は言っていない。“われわれは直ちにこれらのアカウントをブロックし、目下その詳細を調査中である”。

同社は、あまり多くをシェアすることなく、ただ、“そのアカウントのFacebook Pagesはロシア語またはフランス語のようであり、Instagramアカウントは英語が多かったようだ。それらの一部はセレブを話題にし、ほかは政治的な議論がその内容だった”、とだけ言っている。

Gleicherの記事は、同社が“調査がさらに進んだ段階でさらに詳細を公表するつもり”だが、しかし、この前閉鎖したイラン関連の不正アカウントも、その時点では名前等を公表できる、と誓っている。

さらに問い合わせたが、Facebookのスポークスパーソンは何もコメントしなかった。

この最新のアカウント削除は、火曜日に行われるアメリカの中間選挙の直前、というタイミングだ。火曜日(米国時間11/6)には何百万人ものアメリカ人が投票により新しい国会議員と州知事を選ぶ。この選挙では、大統領就任2年目となるトランプ大統領とその政権の評価が分かる、と言われている。その大統領選は、ロシアの諜報機関による、彼の民主党対立候補に関する不正な情報や悪口の拡散という、裏に国家が控える斉一的な努力の最中(さなか)に行われた。

月曜日の朝になってやっと、コロンビア大学のTow Center for Digital Journalism(デジタルジャーナリズムのためのTowセンター)が、選挙妨害が今でもまだFacebookの大きな問題であり続けている、という報告書を発表した。その報告書は、同社の高級幹部たちはこれまで何度も繰り返して、偽のニュースや不正情報と戦うためにできるかぎりのことをやっている、と約束してきたが、その効果は現れていない、と言っている。

[Facebookはイラン起源の‘組織的な身元詐称行為’でページやアカウントをさらに削除]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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