10億人のInstagramユーザーの約半数が、Instagram Storiesを毎日使っている。1日5億人というこの数字は、2018年6月には4億人だった。現在200万組の広告主がFacebook傘下サイトのStories広告を利用している。
CEO Mark ZuckerbergはStoriesについて、Facebookにとって最後の革新的大型機能と言っていたが、昨年セキュリティーに集中したあと、現在同社は人々の生活を「大きく改善する」製品をさらに出荷する計画だ。
今日の2018年Q4決算会見でZuckerbergは、今年Facebookが新製品を投入するいくつかの分野について説明した。
- セキュリティーとプライバシーのために、これまでより多くの機能に暗号化と短期消滅を適用する
- メッセージング機能によって、MessengerとWhatsAppを「[あなたの]ソーシャル表現の中心」にする
- WhatsApp支払いを利用できる国を拡大する
- Storiesに新しくプライベートシェアのオプションを追加する
- グループに友達や家族と同等の組織機能を持たせる
- ビデオがニュースフィードから移動することによりFacebook Watchが今後主流にしることをZuckerbergは期待している
- ARとVRを改善し、Oculus Questを今春出荷する
- Instagramコマースとショッピングに新機能を追加する
Zuckerbergは、Facebook Messenger、Instagram、およびWhatsAppを横断して暗号化メッセージングを可能にするために基盤を統一する、という NYTのMike Isaacが最近報じた計画について質問を受けた。Zuckerbergは計画について、ビジネスの利益のためではなくユーザー体験を向上するためだと説明した。具体的には、WhatsAppが支配する地域のマーケットプレイスの買い手と売り手が、Messengerの代わりにWhatsAppでチャットできるようにする。また、MessengerをSMSクライアントとして使っているAndroidユーザーは、基盤の統一によってメッセージを暗号化して送れるようになる。彼は暗号化の拡大をFacebookが非中央集権化し、ユーザーデータをサーバーに置かないことで安全性を高める方法として考えている。しかし、それには時間がかかり「2020年頃」になるだろうと言った。
現在Facebookファミリーのアプリである、Facebook、Instagram、Messenger、およびWhatsAppを合わせると月間アクティブユーザーば27億人になる、と同社は言っている。しかし、Facebook CFO David Wehnerは、「将来弊社について語るとき、ファミリー全体のデータが主要な役割を果たすようになると考えており、いずれFacebookのみのデータは公開をやめる予定だ」と語った。これはユーザーベースが従来型のソーシャルネットワークからInstagramとそのメッセージングアプリへとシフトしていることを、同社自身が意識していることを表している。ファミリーのみの数値は、ティーンが逃げ出していることを隠すことになる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )