荷物預かりサービス「ecbo cloak」(エクボクローク)を展開しているecboは4月24日、東日本旅客鉄道、ジェイアール東日本物流と共同で、JR新宿駅構内の手荷物預かり所にecbo cloakを土日祝限定で導入することを発表した。
事前予約はすでにスタートしており、実際に預け入れができるのは4月27日朝11時からとなる。預かり場所は、JR新宿駅の中央東口改札内。中央東口改札から埼京線と湘南新宿ラインが停車する3、4番線に向かうと見えてくるトイレの手前あたりに預かり場所が設置されている。
JR東日本によると、東京を訪れる訪日外国人の約60%が新宿に立ち寄るそうで、新宿駅の乗降客数は1日あたり347万人と世界で最も多いとのこと。その一方で、コインロッカーの総数は2280個、スーツケースの入る大型サイズは386個しかないそうだ。JR新宿駅では、これまでも手荷物預かり所を設置して対応していたが、高い需要に対して十分なサービスを提供できていなかったという。この問題を改善するため、土日祝に限定でecbo cloakの導入に踏み切ったそうだ。
ecbo cloakは、駅だけでなく駅周辺の遊休スペースを活用することで大量の荷物の受け入れを可能にする。事前にスマホで予約・決済できるうえ、専用のスマホアプリは多言語対応しているため訪日外国人も利用しやすいというメリットがある。ecboは、同サービスによりコインロッカー不足や大型に持つによる鉄道や街中の混雑の解消に取り組む。
JR新宿駅でのecbo cloakのサービス概要は以下のとおり。土日祝のみの営業のため、複数日にまたがる預け入れが不可となっている点に注意したい。
利用開始日:4月27日(予約受け付け中)
取扱時間:11時~21時
利用料金(税込):荷物サイズに関わらず一律800円/日・個
営業日:土日祝
当日予約:可能
複数日予約:不可
荷物の預かり可能個数:30個