Amazonが今日(米国時間10/31)、AWS SDK for JavaScriptのデベロッパプレビューをローンチした。これによりデベロッパは、ブラウザからAWSのサービスにアクセスするダイナミック(動的)なJavaScriptアプリケーションを容易に作れるようになり、しかもその際、サーバサイドのコードを書いたり、アプリケーションサーバのホスティングのための構成を、いっさいする必要がない。
Amazonは前にもSDK for Node.jsをローンチしているので、JavaScriptをサポートするのは今回が初めてではない。というより実は、この新しいSDKもブラウザ内およびサーバサイドのNode.jsコードにおける、同じプログラミングモデルを使用している。
このSDKを使うとデベロッパは、AmazonのS3ストレージサービスを直接呼び出したり、メッセージキューSQSにリード/ライトしたり、SNSでモバイルの通知を生成処理、NoSQLデータベースDynamoDBにアクセス、などなどのことができる。Amazonの従来からあるデータベースサービスへのアクセスは、当面サポートされない。いずれにしてもデベロッパは、人気の高いS3ストレージのバケットを作ったり、DynamoDBのテーブルをクェリしたりするJavaScriptアプリケーションを、サーバサイドのコードを使わずに作ることができる。
SDKの使い方は、AmazonのJavaScriptライブラリを指定するタグを付けたコードを書くだけだ。このSDKはAmazonのWebアイデンティティフェデレーション機能(Web identity federation feature, Web ID連携)をサポートするので、HTMLやJavaScriptのコード内にAWSの認証情報を書く必要はない。したがってFacebookやGoogle、そしてもちろんAmazon自身など、本人性証明を一般に公開しているサイトの認証を利用できる。
例によってAmazonの新機能はセットアップがやや面倒だが、でも豊富なチュートリアルがすでに用意されているので、とっつきは悪くないと思う。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))