Galaxy Foldがステージ上で発表されたとき、Samsung(サムスン)は「次のビッグなもの」と触れ込んだ。同社はレビュー用に端末を貸し出し、発売に備えた。そしておかしなことが起きてしまった。端末が壊れ始めたのだ。複数のレビュー用端末がスクリーンが壊れた状態でサムスンに返された。
確かにサンプルの数としては少なかった。当初サムスンはレビュワーを非難した。しかし結局は、同社が故障を全体的に調べなければならないほど懸念すべきことが十分にあった。そしていま、当初予定していたリリース日から3カ月がたち、同社は長らく延期されていたGalaxy Foldについてようやく明確な情報を出した。Galaxy Foldを(たぶん2019年の)9月に発売すると発表した。具体的な日にちはまだ示されていない。しかし、少なくともここしばらく耳にしていた「間もなく」というタイムラインよりはましだ。
修正箇所は我々が当初思った以上にあった。下にサムスンが示した詳細を挙げる。
- Infinity Flex Displayの表面にある保護レイヤーを、ベゼルを超るように広げた。これによりこの保護レイヤーがディスプレイの構造上不可欠なもので、取り除かれるものではないことを分かりやすくした
- 折り畳みやすさを維持しつつ、ゴミなどからデバイスをさらに保護する補強材を加えた
- ヒンジ部分の上部と下部に新たに保護キャップを加えて強化した
- Infinity Flex Displayの下に追加のメタルレイヤーを加えてディスプレイの保護を強化した
- ヒンジとGalaxy Foldのボディ部分の間のスペースを狭くした
1つ目の修正については、レビュワーが仮のものだと思って保護レイヤーをはがしてしまったことに対応するものだ。繰り返しになるが、サムスンはこの点についてレビュワーの責任だとしたが、最終的には表面のレイヤーがスクラッチ防止のためにGalaxyのデバイスに付いてくるラミネートにまさにそっくりだとする非難を受け入れた。修正では保護レイヤーの角がなくなり、これによりレイヤーをはがしたいという誘惑をなくしている。
一方、2つ目から4つ目までは、ごみがヒンジの間に入ることに対する修正だ。ゴミがディスプレイの裏に入ってしまうとタッチスクリーンを押すことでごみも押すことになり、その過程でタッチスクリーンにダメージを与えてしまうかもしれない。
「サムスンはプロダクトのデザインの完全査定に時間をかけた。必要な改良を加え、改良を確かめるために厳しいテストを行った」と同社は書いている。おそらくサムスンは数年前のGalaxy Note 7の失敗で学んだのだろう。プロダクトの販売を急いだあまり、同社は結局このファブレットで2回目のリコールを実施することになり、最終的にこのプロダクトの生産を中止した。
今回のGalaxy Foldの問題は正式に発売される前に発見されたので、サムスンの決算にはGalaxy Note 7のときほどには影響を及ぼさないだろう。しかしながら、今回の問題を多くの人が初期の折り畳みデバイスに起こることと捉えた。この件を受けてHuawei(ファーウェイ)が折り畳みスマホであるMate Xの発売を棚上げして追加の厳しいテストを行うことになったのは明らかだ。
多くの小売店がGalaxy Foldのプレオーダーをキャンセルした。証明されていないプロダクトに2000ドル払うことについて、今回の問題はプレオーダーした多くの人に再考を促したようだ。サムスンはFoldをニッチなものとして売り出す準備が整っていたようだったが、今回の件は最終的にそれを台なしにしてしまったかもしれない。
リリースについての詳細は発売近くに案内する、としている。2週間後に開催するイベントのステージがまさにその大きな発表の場になるかもしれない。
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(翻訳:Mizoguchi)