Amazon、Kindle Fire HDXとiPad Airの比較広告でジョニー・アイブを真似る

うむ、Amazonはひどいことを言う。しかしその内容は正しい。

Amazonの最新のKindle HDX 8.9のCMはiPad Airを攻撃している。iPad Airより軽く、スクリーンも高画質で、しかも安いというのだ。これは確かに事実ではある。

AmazonはMicrosoftと並んで直接Appleのハードウェアに対抗する陣営に参加した。ただしWindowsタブレットのテレビCMとは違って表現は挑発的だし、Apple側のナレーションはどうやらジョニー・アイブのパロディーのようだ。しかしMicrosoftの攻撃が主観的なのに対して、Amazonの主張は具体的だし、事実だ。一部の消費者には重要なポイントとなるだろう。

Kindle HDX 8.9はiPadの有力なライバルの一つだ。iPadよりスクリーン解像度が高いだけでなく、全般的にみて画質も優っている。軽くて、安い。タブレットの主な用途がYouTubeでビデオを見たりゲームをしたりAmazonでビデオを借りたり、買い物をしたりするだけのユーザーにはHDXは好適だ。ただしメールなどのコミュニケーション・ツールと生産性ツールをAppleのコンピュータとデバイスで全面的かつ巧妙に同期させるiCloudエコシステムはHDXに欠けている。

Amazonは一般ユーザー向けデバイスのメーカーとして着々と地位を固めつつある。初代のKindleというささやかな試みから始めたデバイス事業は今やメジャーな存在にスケールした。 まだまだiPadはHDXより優れた製品だ。しかしそのギャップは急速に埋まりつつある。それに、配達ドローンも準備中だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+