Facebook、内容別ニュースフィードを公開。写真、音楽、友達のみ、等々


今日(米国時間3/7)Facebook本社で、Mark Zuckerbergが最新版のニュースフィードを披露した。そこには「モバイルから始まった」デバイス間共通のデザインが使用され、フィードはコンテンツの種類別に分かれ、画像は大きくなった。フォトアルバムも没頭型に改訂され、シェアしたリンクのプレビューも大きくなった。

これらの変更は今日から公開され、数週間のうちに行き渡る予定だ。Facebookが好評不評のフィードバックを得られるよう、公開はゆっくりと慎重に行われる。ここに本誌がいち早く使ってみたビデオがあるので新デザインのルックスと使用感をご覧いただきたい。

他のニュースフィードの改訂としては、チェックインした場所の地図が大きくなり、人々がどこにいるかが正確に表示されるようになった。PinterestからFacebookへの投稿がより鮮明になり、Facebookでの見映えが「Pinterestで見た時に近く」なった。ビデオも大きく表示される。複数の友達が同じ記事をシェアした時は、記事の左側にシェアした友達の顔が表示される。

Facebookは、今話題のコンテンツも注目しやすくした。ファンは様々なニュースソースによる「テイラー・スウィフトに関する最新記事」を見ることができる。

Photos Feed

ユーザーがフィードを選べるようになった。FacebookのニュースフィードチームのChris Struhaがこの内容別フィードを披露してくれた。フィードは、ユーザーがチェックする頻度に基づいて並べ替えられるので、いちばんよく見るフィードをすぐに使える。ウェブ、モバイルの両方で提供される。フィードの種類は以下の通り。

  • 友達のみ:友達の書き込みだけを最新順に表示する
  • 音楽:友達が聴いている曲、新しくリリースされたアルバム、気に入りそうなアーティストの紹介など
  • 写真:写真だけ。Facebookに直接アップロードされたものだけでなく、Instagramなど他の写真アプリからシェアされたものも含まれる
  • フォロー中:ページフィードの改訂版で、いいね!を付けたFacebookページの記事をすべて表示する
  • ゲーム
  • 親友
  • 趣味・関心、友達リスト

Feed List

Mark Zuckerbergはこう説明した。「パーソナルなレベルで、われわれは利用者が気にかけている人々や友達のことを見たり感じたりできるサービスを作っている。われわれの目標は、世界中の人たちにパーソナル化された新聞を届けることだ。新聞には1面が必要で、そこから興味のある記事を堀り下げていけるべきだ。ビジュアルで、リッチで、魅力的であるべきだ。単なるテキスト以上のものが掲載されるべきだ。開始当初からニュースフィードにおけるわれわれのゴールは、他のどんなサービスが提供しようとしてきたものとも異っていた。ユーザーが望めばどんな種類のコンテンツでも・・・そしてどんな視聴者に向けてもシェアできるべきだ。写真が伝えるものは全く別物だ」

誰もがポケットの中にカメラを持っている今、ニュースフィードの主役はビジュアルなコンテンツだ。ニュースフィードのコンテンツは50%近くがビジュアルだ。Facebookページのコンテンツがニュースフィードに占める割合は30%近い。誰もが友達とシェアしたいが、興味のあるメディアやアーティストや世界のリーダーたちの最新情報も見たがっている。

今回の新機能は、数日前私が記事で予想したものに近かった。ウェブの新デザインが届いたユーザーには、ニュースフィードの上部に切り替えボタンが表示される。公開は今日から始まるが、数週間数ヶ月をかけて徐々に広まっていくだろう。Facebookモバイルアプリのアップデートは数週間のうちに公開される。

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[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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TechCrunch Japan

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