数週間前のリークのあと、今週Apple/BeatsのPowerbeats最新バージョンが登場した。多くの噂が間違えていたことのうち重要な点の1つは、その商品名だ。新製品の商品名は「Powerbeats 4」ではない。少なくとも今のところは。その代わりに、同社はよりシンプルな「Powerbeats」という名前を採用し、ナンバリングルールにある種の乱れが生じている。
この名前が選ばれた理由のひとつは、今回のBluetoothヘッドフォンを定評のあるPowerbeats Proと区別するためだ。新しいモデルは、おなじみのネックバンド型(イヤフォン本体がケーブルで繋がれたデザイン)を踏襲しながら、Proの持つ多くの機能を新たに採用したものだ。
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まだその気にならない? それでは新しいヘッドフォンの価格は、Proが249ドル(約2万6400円)するのに対して149ドル(約1万5800円)となるという点はどうだろうか。正直なところ、ここが一番アピールするポイントだろう。100ドル(約1万600円)の差はかなり大きい。新製品はアップグレードされたデザイン、新しいコンポーネント、ワイヤレス無線のアップデートなどによって、ハイエンドデバイスに近づいたために、プレス資料では、PowerbeatsはPowerbeats 3ではなくProと比較されている。
Proと同様に、イヤーフックを採用しているためフィット感には満足できるものだ。それらはAirPodsよりはかさばるものの、耳の前部にかかる重さをある程度取り除くという、とても良い仕事をしてくれる。またジムでかけたままにする場合でもはるかに優れている。さらに、IPX4の耐水性もある。
ボタンの配置はProと似ているが、左右のボタンは異なっている。右耳側には音量調整と大きな再生ボタンがあり、左耳側には電源、ペアリングボタンがある。この非対称性は、Proには不要の電源ボタンが必要となったためではないかと思う。私はProが採用しているダブルボタンの方が好きだが、それは小さな問題だ。また個人的にはLightningポートよりもUSB-Cポートの方が好きだが、それはAppleのやり方だ。
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新しいPowerbeatsは素晴らしい新製品だが、もし前世代を所有しているなら、積極的に買い替えるほどではないだろう。またProのほうが、価格以外のすべての点において優位性を保っている(残念なことに、アクティブノイズキャンセリングはまだ搭載されていない)。しかし、3月18日に店頭に並べば、149ドル(約1万5800円)の新製品は堅実な売れ筋となるだろう。
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(翻訳:sako)