ソフトバンクがTモバイルUS株の一部売却を検討、3月発表の負債を減らし手元資金を増やす計画の一環

ソフトバンクグループは日本時間6月16日、T-Mobile U.S.(TモバイルUS)の株式の売却を検討していると認めた(ソフトバンクグループリリース)。

2020年5月に、ソフトバンクがTモバイルUS株の約200億ドル(約2兆1500億円)を、Tモバイルの支配株主であるDeutsche Telekom(ドイツテレコム)などの投資家に売却し、Vision Fund(ビジョンファンド)などの投資事業からの大規模な損失を相殺するための合意に近づいているとBloombergは報じていた

TモバイルUSの株式の約25%を保有するソフトバンクグループは本日の通知で、TモバイルやドイツテレコムAGを含む株主、あるいは第三者との私募や公募、取引を含む取引を検討していると述べている。

今回の売却は、ソフトバンクグループが2020年3月に発表した負債を減らし、手元資金を増やすために最大410億ドル(約4兆4000億円)の資産を売却、または収益化する計画の一環となる。ただし同社は、TモバイルUSの株式を含む取引が完了するかどうかは保証できないとしている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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