PlayVS創業者のディレーン・パーネル氏、Disrupt 2020に登場

ゲーム産業は常に世界で最も巨大なニッチ分野の1つであったが、ゲームストリーミングとeスポーツが、メインストリーム文化の最前線へと変化するなか、同産業にさらなる飛躍的な発展の余地があるのは明白だ。この変化の先駆けとして、全米の高校や大学でeスポーツリーグが幅広く採用されたことが挙げられる。これは、オンラインゲームを学校が提供するアスレチックプログラムの1つとして推進するムーブメントだ。

この変化の中心人物の1人にDelane Parnell(ディレ―ン・パーネル)氏がいる。パーネル氏の企業PlayVSは、投資家に対し数千万ドルの財政支援を働きかける一方で、全米の学区にeスポーツを推奨してきた。

そのパーネル氏が9月に開催されるTechCrunch Disruptに参加し、eスポーツ競技の未来とゲーム産業のメインストリーム化の傾向について話す。

パーネル氏は2018年にPlayVSを立ち上げた。その狙いはeスポーツ競技を高校に広めることだった。PlayVSは、全米高等学校連盟(NFHS)(全米学生スポーツ協会(NCAA)の高校版)との独占提携を通じて、全米の高校がチームを作り、同社のプラットフォームで近隣の高校と対戦できるようにした。

同社は昨年、シリーズCの500万ドル(約53憶円)を調達し、合計資金は莫大な960万ドル(約102憶円)に達した。新型コロナの世界的流行が、今後の学区での人が集まるスポーツイベントの脅威となる中、eスポーツリーグはそこまでの影響を受けることはないため、同社のプラットフォームはさらに盛り上がりを見せることになるだろう。

米国時間9月14~18日まで開催されるDisrupt 2020で、パーネル氏が語る同社の生い立ちとオンラインゲームの今後について耳を傾けたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。