日本時間9月15日から19日まで開催されるDisrupt 2020に、アメリカ国家安全保障局のサイバーセキュリティ・ディレクターであるAnne Neuberger(アン・ニューバーガー)氏をお迎えする。
メディアは時として、秘密裏に行動する政府機関に対し辛辣な見出しを付け報道を行うが、NSAも例外ではない。情報漏洩により、同機関が関わる極秘の情報収集活動が暴露されたこともある。しかし、国家のサイバーセキュリティ防御を鉄壁にするスパイ機関の重要な役割は見過ごされがちである。
諸外国の敵対者を混乱させ、アメリカの安全を維持するための新しい活動の一環として、ニューバーガー氏は、1年前にサイバーセキュリティ総局の新規発足を指揮した。同氏は以前、同機関最初となる最高リスク管理者としての役割を担った。
NSAの任務のほとんどは、諸外国の敵対者の情報収集そしてアメリカへの脅威を妨害することで、これらは秘密裏に行われており、ニューバーガー氏の部門は防御が専門だ。NSAは、公営企業と民間企業が直面する最大の脅威に関して独自のインサイトを持ち、その情報を駆使して、混乱から国の最も重要となるインフラストラクチャやシステムを保護する。
総局発足から1年間、NSAは、ハッカーを招集し、混乱を招くマルウェアの新種に対して警告をし、深刻な脆弱性にパッチを当てる方法や緩和する方法などを助言してきた。つまり、非機密扱いの、しかし実用的な情報を、それを必要とするネットワークディフェンサーに提供してきたのである。
日本時間9月15日から19日まで開催のDisrupt 2020では、ニューバーガー氏から同機関がどのようにスパイ技術と情報収集および防御型サイバーセキュリティのバランスを保っているかを聞いてみたい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。
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(翻訳:Dragonfly)