Disruptにて、YCのAnu Hariharan氏、InitializedのGarry Tan氏、GGVのHans Tung氏が、大混乱の中で資金を調達する方法について語る

パンデミックにより混乱に陥った1年が終わりに近づく中、はっきりしていることが1つある。それは、何もかもが変わってしまったということである。たとえそれが僅かであったとしても。

米国は依然として勢いの衰えないウイルスへの対処に追われ、ワクチン開発に取り組んでいる。ワクチンについては、それが開発され効果が証明されても、国民全体に行き渡るのに数ヶ月はかかるだろう。つまり、ニューノーマルとなったバーチャルな、社会的に距離を置く現在のあり方が少なくともしばらくは続くだろう。

しかし、従来なら歩き回り、握手し、資料を手渡し、Sand Hill RoadあるいはSouth Parkといった難所を切り抜け新しく起こした会社のための融資を得る必要のあるスタートアップ起業家にとって、この状況はなにを意味するのだろう?

日本時間9月15日から19日にかけて開催されるDisrupt 2020に参加されるなら(是非参加いただきたい)、Y CombinatorのAnu Hariharan(アヌ・ハリハラン)氏、InitializedのGarry Tan(ガリー・タン)氏、GGVのHans Tung(ハンス・タング)氏が、興味深くも悩ましい混乱の時代に、どのように資金調達すべきかについて、ヒントやコツを語るのを聞くことができる。

業界でも指折りの投資家からのアドバイスが聞けるのだ。

ハリハラン氏はAndreessen Horowitzで働いた後、Continuity FundのジェネラルパートナーとしてY Combinatorの投資チームに参加。これまでにBoom、Brex、Convoy、Gusto、Instacartへの投資を担当してきた。

タン氏は2013年にAlexis Ohanian(アレクシス・オハニアン)氏とともにInitialized Capitalを共同で創設し、Coinbase、Flexport、Instacart、Cruiseなどの初期段階の企業を支援してきた。Initialized創設前は、Y Combinatorのパートナーとして、1000社を超す企業にアドバイスと投資を行った。タン氏はこれまでに、後にTwitterに買収されたPosterousをYCの支援で共同創設した他、Palantirではエンジニアとして働き、企業ロゴまでデザインした経験を持つ。

パネルの最後の1人はタング氏である。彼は現在Forbes Midasリストの第10位につけており、New York TimeおよびCB Insightsによりトップベンチャーキャピタリストの1人として位置付けられている。タング氏は、テクノロジー企業への投資を少なくとも3つの大陸で数十年にわたって行ってきたキャリアを持つ。タング氏はGGVで、Affirm、Airbnb、Bytedance、Coinbase、Lime、Meili、OfferUp、Peloton、Poshmark、Slack、SmartMi、StockX、Udaan、Wish、Xiaohongshu、Xiaomiを含む16のユニコーン企業に投資してきた。

これら3氏が変動の激しい投資海域を航行する力量を持ち、また不況時の大混乱を沈静化することのできる資金へいかにアクセスするかについて一家言持っているのは間違いない。

今年のDisrupt 2020は日本時間9月15日から19日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このセションを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

それでは会場で。

Disrupt 2020特設ページへ

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(翻訳:Dragonfly)

投稿者:

TechCrunch Japan

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