Facebook、ニュースフィードの新デザインを公開開始―フォントが変わり、左カラムがシンプル化

Facebookはこれまでに何度も変身を遂げ、その間、ユーザー体験と広告ビジネスの間でバランスを取ろうとして成長の痛みを経験してきた。今日(米国時間3/6)からFacebookは再び新たな章を開く。昨年予告されたニュースフィードのメジャーアップデートが全ユーザーに順次公開される。

今日から公開が始まった新バージョンではデザインが一新された。記事本文のフォントが変更(MacはHelvetica、WindowsはArial)され、画像が目立つように配置された。

左カラムからは要素が取り除かれてシンプルになった。このアップデートでデスクトップ版のデザインはモバイル版にかなり近づいた。新バージョンは今後数週間かけて全ユーザーに提供されるという。

念のために付け加えれば、今回のアップデートはすべてUIの変更で、広告や表示するコンテンツを選択するアルゴリズムには一切手は加えられていない。広告主が何か対応する必要はまったくない。私がインタビューしたFacebookのプロダクト・マネージャー、Greg Marraによれば、コンテンツ表示のアルゴリズムはこれと別に随時更新されているので、興味があればNews Feed FYIブログを参照せよということだった。

今回のアップデートの背景だが、昨年ニュースフィードの変更の計画が発表されたものの、その後いっこうに実施に移されなかった。

Marraによると、Facebookは新デザインについて慎重に考える時間が欲しかったのだという。“「昨年、われわれは時間をかけてユーザーのデザインに関する意見を聞いた。大勢のユーザーにインタビューして、効果的なのはどの部分か、そうでないのはどの部分かを理解しようと努めた。過去にわれわれが行ったデザインの変更の一部はFacebookの利用体験を妨げていることも分かった」とMarraは言う。

記事本文にHelveticaとArialを採用したのは、Facebookの雰囲気をOSのデフォールトになるべく近づけたかったからだそうだ。全体として狙ったのはシンプル化だという。これまでは共有記事の種類をインデントで区別していた、新デザインではデザインではっきり区分する。

同様に、添付コンテンツもそれぞれ独自の場所が与えられる。リンクのタイトルのフォントはGeorgia(セリフつきフォント)となる。アップロードされた写真は横幅いっぱいに表示される。複数の写真の場合はコラージュになる。

もうひとつ現行デザインとの大きな違いは左カラムだ。ここは大きく簡素化された。

Marraは「狭いスペースにさまざまなナビゲーション情報が押し込まれていたため、多くのユーザー、特にノートパソコンのような小さなスクリーンで表示するユーザーには使いにくいものになっていた。スペースがないので頻繁にスクロールする必要あった」と説明する。Marraによれば新デザインはスクリーンのサイズによらず同じ数のリンクが表示され、必要な機能が探しやすくなったはずだという。”

今回のアップデートの意図についてMarraは「われわれはユーザーの反応を注意深く評価している。ユーザーがどのようにサイトを使うか、どんな記事を読むか、どんなグループ、アプリを利用するかを見守っている。今回はユーザーからの質的な評価を詳しく聞き取りたい。われわれは事前にユーザビリティを繰り返しテストしているが、それでも何が評判がよく、何が評判が悪いか事前に予測するのは難しい」と語った。”

たとえば私が試したバージョンではチャット・ウィンドウは左下に移動していたが、これはやはり現行の右下のほうが使いやすいことがテストで判明した(スクリーンショットにはチャット・ウィンドウや広告が写っていないが、これら従来どおり右カラムに表示されるという)。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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