Apple(アップル)のHomepodを持ってる人は米国時間10月20日から、先に発表されたインターフォン機能で、複数のHomePod同士でメッセージを送れるようになった。この機能はソフトウェアのアップデートで利用可能になり、他にもいくつかの新機能が追加される。インターフォン機能は、先週行われたアップルのイベントで発表されたHomePod miniがデビューしたときに、紹介されたものだ。
新機能のうちインターフォンは最も大きなアップデートでHomePodは、数年前から同様のブロードキャストメッセージングシステムがあるAmazon(アマゾン)やGoogle(グーグル)といったライバルのスマートスピーカーに追いつく。
アップルのインターフォン機能は、「ご飯よ」とか「もう寝なさい」といった家族のHomePod間で音声メッセージを送るだけでなく、iPhoneやiPad、Apple WatchそれにAirPodsやCarPlayまで、アップル製デバイスのエコシステムすべてに送ることができる。
これは特に、アマゾンの安価なEchoデバイスが広く利用される米国市場での競争で、優位に立てる要素だ。アマゾンはとっくの昔に、スマートフォンから手を引いてしまっている。
しかしアップルによると、インターフォン機能の他デバイスへのサポートは、本日のアップデートには含まれていない。年内に行われる今後のアップデートに含まれるという。
インターフォン機能では、複数のHomePodを持つオーナーは次のようなやりとりを行える。
「Hey Siri、誰か私のメガネを見なかったか?」
「Hey Siri、みんなにご飯ができたといって」
「Hey Siri、キッチンへ。試合は始まった?」
そして、答はこんな感じになる。
「Hey Siri、『はい』って答えて」
インターフォンの他に、今回のアップデートではApple MapsやiPhoneとのより深い統合や、どのHomePodからでもタイマーとアラートを設定 / 停止できる機能、マルチユーザー状態でポッドキャストを聴き続けられる機能などが加わった。
より深い統合とは、HomePodのユーザーがSiriに、交通渋滞の状況や近くのレストランや企業について聞けるようになったことだ。そしてSiriの提案がiPhone上のMapsに出るので、車に乗ってすぐ道順がわかる。
また、Siriにウェブの検索を頼むと、結果がiPhoneに出る。
今回ではないが年内の新しい機能は、1台または複数のHomePodを5.1または7.1のサラウンドのApple TV 4Kに接続でき、映画やテレビやゲームなどをDolby Atmosで楽しめる。
そしてもう1つはパーソナルアップデートと呼ばれ、Siriに「what’s my update」(私のアップデートは何?)や「play my update」(私のアップデートをいって)と呼びかけると、最新のニュースや天気予報、今日の予定、その他の備忘録などを読み上げてくれる。
関連記事
・アップルのHomePodの新機能「インターコム」で家庭内ボイスメッセージが実現
・アップルが約1万円のHomePod miniを発表
カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、HomePod
画像クレジット: