Google(グーグル)は米国11月10日、Google Travelの予約サービスに新型コロナウイルスに関連する健康・安全情報を加えることを発表した(Googleブログ投稿)。ユーザーがGoogle Travelでホテルやバケーションレンタル施設を検索すると、実施されている清掃方法や、非接触型のチェックイン方法があるかなど、施設が行っている新型コロナ安全対策についての情報を今週から確認できるようになる。
健康・安全情報の提供は、ホテルチェーンやバケーションレンタル事業者との提携のもとに取り組んでいるとGoogleは述べた。
個人経営のホテルのオーナーは、健康・安全情報をビジネスプロフィールに加えることができるGoogle My Businessの新しいツールを使って自社の新型コロナ健康・安全情報をGoogleに直接提供できるようになる見込みだ。
立ち上げ時には、Marriott(マリオット)、Hilton(ヒルトン)、Comfort Inn(コンフォートイン)、Holiday Inn(ホリデーイン)、Best Western(ベストウェスタン)、Hyatt(ハイアット)、Radisson(ラディソン)、Four Seasons(フォーシーズンズ)などを含むいくつかの主要ホテルチェーンがGoogleと提携する。
バケーションレンタルの方では、Googleは大手バケーションレンタル事業者、中堅ディストリビューター、オンライン旅行エージェントなどさまざまなパートナーと取り組んでいる。これらの事業者も健康・安全情報を直接提供できる。
VRBOもパートナーの1社だが、今回は個々の施設オーナーとは提携していないとグーグルはいう。また、Google My Businessに登録している事業者からのデータも活用しない。パートナーと直接共有する情報のみを使う。
現在のところ、新しい新型コロナ関連の健康・安全情報はユーザーがgoogle.com/travelで宿泊を検索するときのみ表示される。Google Mapsのような同社の他のサービスで目にすることはない。
今回のアップデートは、2020年初めの新型コロナパンデミック対応に続くものだ。またグーグルは、Google Travelでユーザーがホテルやバケーションレンタルの返金可能額を確認し、特定のエリアのホテルやフライトの空きを追跡できるようにもしている。
グーグルは2020年9月にGoogle Mapsに新型コロナのレイヤーを加えた。しかしレイヤーが提供しているのは、エリア10万人あたりの感染者数についてのデータだ。その前にはMapsに新型コロナのチェックポイントと乗り換えデータ、さらには政府による閉鎖命令という状況を事業者が生き抜けるようにする機能を加えた。
健康・安全情報は世界中のGoogle Travelで提供される。
カテゴリー:ネットサービス
タグ:Google、新型コロナウイルス
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(翻訳:Mizoguchi)