TechCrunch Japanのゲストライターとしても活躍している高橋雄介氏がCEOを務めるAppSociallyは、米国シリコンバレーに拠点を置いてグロースハック向けのツールを開発するスタートアップだ。同社は、500 Startupsのインキュベーションプログラムにも参加しており、米国から世界に向けてサービスを展開している。
同社の「AppSocially」は、スマートフォンアプリ上で、ほかのユーザーに対してアプリの招待をしたり、ソーシャルメディア上への口コミ投稿をしたりする機能と、その効果測定機能を提供している。そのためAppSociallyのSDKをアプリに導入することで、スマホアプリユーザーが、いつ、どのようにして友人を新たにアプリへ呼び込んだかなどを計測、解析できるという。すでにリクルートやエキサイトなど、国内大手企業への導入実績もある。
そんな同社に対して3月24日、ソーシャルメディアマーケティング事業を展開するアライドアーキテクツが資本業務提携を発表した。増資額、バリュエーションは公開していない。
アライドアーキテクツでは今後、自社で展開するソーシャルメディアマーケティング支援プラットフォーム「モニプラ」のデータベースと、AppSociallyのデータ計測、解析技術を連携するとしている。AppSociallyを活用することで、モニプラのアプリユーザーの「影響力」を可視化し、モニプラで蓄積するキャンペーンやアンケート結果などのデータベースを充実させる。その後の具体的なマネタイズや、AppSociallyの日本展開への協力などに関しては未定としている。